見出し画像

【日記】PASSION/2022年12月6日(火)

『エルピス』を観てからワールドカップへ──という予定変更。なんだかんだでそのままサッカーへ突入。岡ちゃん推しの自分はフジテレビ観戦。メイン解説なんだもの。本田圭佑もとってもおもしろいのだが、これだけは譲れない。
 元サガン鳥栖の鎌田大地、守備に攻撃に走りまくって頑張っているのだが、いかんせんゴール前が……。ま、同様にクロアチアも決定機を何度も逃していただけにこれは責められない。ボクシングでいえば、「倒したい!」って打つパンチこそ外しやすいのと同じか。そりゃそうだ。だって人間なんだもの。
 これまで守備で目立っていた“走り屋”前田大然のゴールは感動的だった。しかし、この1点を守り切るのは難しいだろうな……と思っていたら案の定だった。ペリシッチ、懐かしいなぁ。香川真司の元同僚でライバル。20そこそこだった坊やがすっかり老けていて、それだけ苛烈な戦いを経験してきた証なのだろう。それがまたカッコいい。
 個人的な好みで。堂安律と南野拓実を組ませたかったな。そこに三笘薫&伊東純也、遠藤航。そういえば、中島翔哉はいま何処に?
 PKは何度見ても切ないなぁ。勝っても負けても。もう、蹴る前の表情でだいたいわかってしまう。
 15分ハーフの延長で決まらなかったら、10分ハーフの延長、5分ハーフの延長……って刻めないもんか。みんなぶっ倒れちゃうか。

 興奮状態のまま、FODで『エルピス』第7話を視聴。村井P役の岡部たかしがハマりすぎてて素晴らしい。『共演NG』でも軽薄そうなテレビマン役が最高だった。何話か前に尾崎豊の『卒業』をカラオケで歌うシーンがあったが、本気で歌ったらめちゃくちゃうまいのだろうが、それを敢えて下手くそに歌ってたのが技だった。

 ブラジル対韓国はチラ見。韓国が気の毒すぎて観ていられなかったので寝る。

『テミスの剣』(中山七里)の続きを読む。普段なら字面でなんとなく言葉の意味を理解して読み進めてしまうのだが、意味をきちんと把握するためにわからない言葉をノートに書き留める。それがかなりある。ちょっと読んでは書き、少し進んではすぐ手を止める。根気よく、粘り強く……。

 先月から日本映画専門チャンネルでスタートした『濱口竜介監督特集』を録画しているのだが、そのうちの『PASSION』を観賞。
 30歳を目前にした男3人、女2人のすれ違う想いを描いたもの。恋愛ものはあまり好きではなく、普段はまったく観ないのだが、まるでドキュメンタリーのような手法、台詞回しの妙がおもしろい。なんとなく既視感が芽生え、記憶を手繰り寄せていったら、大学時代に行き着いた。いや、そんな恋愛をしていたってわけじゃなく、気づいたら夜が明けていく感じとか。
 演者のみなさんの何気ない所作は、どこまでが演出で、どれが役者任せだったのだろう。イメージ的にはかなり入念で細かい指示が入ってる気がしたのだが、そうだとしたら、やっぱり演出家=監督って凄い。

 眠いんだけど眠りたくない。もう少し、本でも読もっかな。

ボクシングの取材活動に使わせていただきます。ご協力、よろしくお願いいたします。