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【近況報告】2022年最後の月になってしまった……

お久しぶりです。気がつけばもう12月……ということで、2022年が終わってしまいますね。何も成果をだせないまま、時が過ぎ去っていく。

2022年初めには「書く年にする」と意気込んでいましたが、

予想外の体調不良が続いたせいもあり、納得できるほど創作に励むことができませんでした。

それは現在も続いていて、11月終わりあたりにも体調を崩し、今は(仕事はしているものの)ほぼ実家療養という形です。次の年も持ち越すのはさすがに精神的につらいので、主治医の先生に薬の調整を打診しようかなと思っているところ。新しい薬で認知機能が改善された手ごたえはあったのですが、夕方から夜にかけての薬の効果は弱いようで……このままひとり暮らしに移るのは少し厳しい。

読書のほうは昨年より読めているほうだと思いますが、調子悪くて寝込んだりほかの作業に時間をとられることが多く。今年は(現在の合計)48冊しか読めませんでした。

よかったところは、海外文学の良作に出会えたこと。ウィリアム・トレヴァーをはじめ、イーユン・リー、ハン・ガン……(ここらへんは常連)、アリス・マンロー、イアン・マキューアン、アリ・スミス、ジョン・マクガハンなどは、「当たり」を引けたなという感じ。いっぽうで日本文学はあまり読めず、川上弘美や金井美恵子、小川洋子などの大御所を少しだけ読んでいましたね。

文芸誌を読んだのは「すばる」くらいかな……。最近文芸誌を読みたくないなー、と感じます。よさがわからないというのもあるのですが、選考落ちが続いているので現実から目を背けたいのかもしれません。

保坂和志さんが以前、Twitterで「現在のトレンドを知ろうと文芸誌を読むのは間違い」などと言っていました。そうではなく、自分の関心のある作家(作品)を掘り下げていくのだと。このような趣旨だったと記憶しています。はい、現在の自分(文芸誌読まず好きな作品を読む読書姿勢)を肯定しようと、引用しています……ずるいやり方でした。

告白すると、一時期、"勉強のため”に文芸誌を読んでいたことがあります。そのときの読書が、けっこうつらかった。わたしにとって日本の現代文学は(と主語を大きくさせてもらうと)、少し難しいのです。海外文学と比較した個人の感想ですが、語り方や言葉に対する意識が強いイメージ(海外文学は翻訳されているから読みやすいというのはありますが……

詩的なものが混在しているといえばいいでしょうか。意味を捉えるのが難しかったりします。

それから(保坂さんが呟いていた影響もあるのですが)、人生に読める作品は有限だということに気づき、勉強のための読書は減らしました。楽しくない。

小説創作も10年くらい続けると、"楽しさ”を感じなくなり……継続して書いていくためには、「公募のために傾向を考えて書く」というのはつらいなと感じた次第です。

たとえひとりよがりでも、好きな作品を書いていきたいと思います。ますます結果は遠ざかるかもしれないけど。まあそれはそれで。

※振り返りみたいになりましたが、2022年また何か記事を書くかもです。

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