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拙い詩の数々
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#空

雨空に

雨空に

雨が好きだと君は言った
湿った地面から立ち昇る匂いが好きだと
真夏の太陽みたいに乱暴じゃないから、と
君が泣く時はいつも雨だった
冷たく肌に張り付くような、雨
僕は君に青い傘をあげた
すると君は泣くのをやめ
少し笑ったのだった
雨はいつも君の味方だった
悲しい時も、嬉しい時も
寄り添うように、降ってくるのだ
だから僕は空になりたかった
そしたら君のために何でも
できる気がするのだ
渡した青い傘を回

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