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拙い詩の数々
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#過去

世界の反転

彩られた世界にいた頃
君は神様で、私は小さな子供だった
すべて大人は暴力の匂いがして
それに抗う術もなく
私と君はただ泣くしかなかった
手を繋ぎあったわけでもないけど
君と私は糸を撚り合せたように
通じ合ってひとつの世界を感じあって
好きだという言葉を磨り減るほど
使いその言葉の甘やかさに
酔いしれた
時は経て世界の色が段々くすんできて
それに馴染んでしまった今では
あの頃の世界の輝き方は眩しすぎ

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