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IPO企業みらいワークスの今後の成長のカギについて考えてみた.

今回もIPO企業について書きたいと思います。取り上げる企業はみらいワークスです!

みらいワークスは今年創立6年目を迎える人材関連ビジネスを行う企業です。

人材関連ビジネスでは人材不足と働き方改革を背景にパーソルホールディングスが好調ですが、みらいワークスはどのようなビジネスを展開しているのでしょうか。

みらいワークスはコンサルタント業についての人材派遣、人材関連ビジネスにフォーカスしており、自社サイトでフリーランスのコンサルを集め、クライアントへ派遣しています。

より詳しく目論見書をみてみると

顧客企業、コンサルティング企業、システム関係会社において人材が足りない場合に、当社業務委託、人材派遣、もしくは人材紹介という形態で案件を受注します。当社は登録者の中から適したプロフェッショナル人材を選定し、受注した業務委託を再受注、または有期雇用契約を行い、該当案件のサービス提供を行うビジネスモデルです。

となっており、実際にはコンサルタントに対して業務を再受注したり、有期雇用を行うなどさまざまなビジネス形態をとっているようです。

現在売上も好調に伸びています。

登録コンサルタント数も増加中のようです。

しかし、売上とコンサルタント数に強い関係にあるようには見えないですね。

現状、みらいワークスは営業人員増加のため従業員数を増加させており、成長のキーとなっているのは登録コンサルタント数ではなく、案件獲得数増加でしょうか。

売掛金について考えてみると、公開されている上位5社の売掛金で全体の41%を占めることがわかります。

特に1位のアクセンチュアは社長の古巣であり売掛金全体の19%程度を占めます。このような大規模な取引先の増加を営業員増加で期待したいです!

追記:分析していて、みらいワークスの自己資本比率と現金比率の構造が面白かったです。

自己資本比率が低めですが、多額の借入を行っているわけではありません。

みらいワークスのバランスシートの大部分は売掛金、買掛金、現金で説明できます。実は他人資本のほとんどは買掛金です。

なぜこのような構造になるのでしょうか。

それは人材派遣ビジネスがプラットフォーム型ビジネスモデルを極限まで煮詰めたものになっているからです。

ビジネスに必要なアセットは非常に少ないですが、一方で自社のサービスが拡大するほど、クライアント企業および労働者、そして自社の間で循環するお金の額は大きいものになっていきます。みらいワークスのビジネスモデルはプラットフォーム型の王道といえるでしょう。

みらいワークスの今後も目が離せないですね!


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