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業務自動化の今までとBizteXが目指す未来

BizteX代表取締役の嶋田です。

新型コロナウイルスの拡大によって急速に進んだ新しいワークスタイルも、単なるテレワークの推進だけではなく、オフィス・テレワークのハイブリッド化も含めた新たなフェーズに移行しようとしています。

こうした中で、当社BizteXも、ハイブリッド化するお客様のワークスタイルを業務自動化の側面から更に後押しすべく、新たなプロダクトをリリースしました。

リリース文中でも記載しましたが、当社はRPA・iPaaSといった業務自動化ツールを単に提供するのではなく、お客様における業務自動化全体をプロデュースし、新しいワークスタイルの実現を目指しています。

そこで今回は、業務自動化の今までとBizteXが目指す未来の世界観について、お話したいと思います。

業務自動化のこれまで

業務自動化のはじまり

業務自動化に大きな注目が集まるようになったのは、OA(Office Automation)化が台頭した1980年代にさかのぼります。OA機器という言葉で一般に知られているように、コピー機のような複写機から業務自動化は始まり、徐々にワードプロセッサ(ワープロ)、PCの導入へと変化していきます。

また、特にOfficeに代表されるドキュメンテーションソフトウェアは業務自動化を大きく変化させます。みなさんがイメージする業務自動化の一つに、マクロやVBAといったローコードツールが2000年代には一般化し現在に至ります。

業務自動化の爆発

継続的な業務自動化の進展に大きな変化が生まれたのが、2015年以降です。2017年からRPAが日本にて本格的に商用利用フェーズに移行し、これまでのソフトウェアの領域としては最速といっても過言ではない規模で一気に普及しました。RPAが2017年から急速に普及し、2019年にはほとんどの企業にてRPA自体を知らない人がいない状況になったと言えます。

この時期に、UiPathやAutomation Anywhere、WinActorといったRPAが一気に拡大していきます。当社のBizteX cobitも同様に多くのお客様にご利用頂くようになっていきました。

(出所:https://rpahack.com/ebook/rpa_caosmap_2022

一方で、RPAの導入加速とともに進んだのが、SaaSに代表されるクラウドサービスの浸透でした。クラウド自体は2010年前後から注目され導入が加速していましたが、2019年以降の新型コロナウイルスの感染拡大によって、クラウドサービスは再度業務自動化の中で脚光を浴びるに至っています。2020年の当社調査によると、エンタープライズクラス(売上1000億円以上)の企業におけるSaaSの導入実績は36%となり、2021年は更に導入が加速していると考えられます。

(出所:https://info.biztex.co.jp/saasreport2020

業務自動化の未来

際限のない業務自動化

RPA→クラウドサービスと業務自動化は進展していますが、業務自動化には「際限がない」と当社は考えています。理由は主に以下の2つです。

  1. 週休3日議論に代表されるように、企業は限られた時間で、人々はワークライフバランスを維持で、業務をこなしたいと考え続ける

  2. 日本の生産年齢人口は減少傾向であり、労働力確保が継続的に必要

業務自動化市場ではガートナー等を中心に「ハイパーオートメーション」が提唱されていますが、RPAにAIやMLを加えて、複数の業務を横断的に自動化していこうとする流れが生まれてきています。
こうした「ハイパーオートメーション」にて重要になるのが、「ハブとエッジ」という業務自動化の機能だと考えられます。

更なる業務自動化を支える「ハブとエッジ」

ご存じの方も多いかもしれませんが、エッジとは、AIの世界の中で用いられている概念です。AIの世界でエッジAIが一般的に知られて数年が立ちますが、業務自動化においても当てはめると、業務自動化はツールに当たるエッジ側主導で進化してきました。一方で「ハイパーオートメーション」の時代では、エッジ主導の業務自動化に加えて、全体統括を担うハブの重要性が増すと思われます。ハブが担う機能は主に以下です。

  1. エッジ側で業務自動化された効率化データ(=削減時間等)を集計し、比較可視化可能にする

  2. エッジ側の管理・監視を行い、業務フロー全体の安定化を実現する

(出所:https://ainow.ai/2020/02/21/183186/

「ハブとエッジ」が組み合わさることで、業務自動化を実際にタスクレベルで行うエッジでの業務自動化のフローや削減時間や頻度といったこれまで可視化されていなかったデータがハブに集約され、以下のような形で業務自動化の幅が格段に広がることが想定されます。

  1. 会社全体での各ツール別の業務削減効果を可視化/集計し、費用対効果の算出が可能(更なる投資が可能に)

  2. 各ツールの運用状況を統合管理/監視し、安定的かつセキュアな業務フローの構築が可能(ツールが増加しつつも中央管理が可能に)

  3. 会社全体で自動化した業務を集約し、他部署での同一業務の自動化(横展開)がさらに容易に可能

「ハイパーオートメーション」の時代では、エッジだけでなく、「ハブとエッジ」の両方の観点から企業の業務自動化を更に加速可能にすることが、より求められる時代へと進展していくと考えられます。

当社が目指す世界

当社はBizteX cobit(クラウドRPA(エッジ・2017年)) → BizteX Connect(iPaaS(エッジ/ハブ)・2020年)→ robop(デスクトップRPA(エッジ)・2022年)と業務自動化のプロダクト群をリリースしてきました。

中でも、BizteX Connectは、SaaS間やRPA-SaaSを連携させるAPIコネクタするiPaaSとして開発してきましたが、より業務自動化全体を統括するハブへと進化しつつあります。

BizteX Connectを軸に、国内で限られた「ハブとエッジ」の両方にプロダクトをカバーするソフトウェアカンパニーとして、「ハイパーオートメーション」が進展する業務自動化の中で、新しい指針を示しつつ、企業における業務自動化を加速度的に支援していきます。

また、当社では業務自動化に関する様々な情報の発信を行っております。ぜひnoteの「Automation Tech NEWS」や当社twitterにて情報をキャッチしてみてください。

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