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#日刊DXNews 経産省「DX企業のプライバシーガバナンスガイドブックver1.0(案)」公開、三菱商事ファッションが3DCGでサステナブルな服作り、「電子インボイス推進協議会」 が発足【2020/7/30】

7/30のDX Newsをお届けします。

①経産省が「DX企業のプライバシーガバナンスガイドブックver1.0(案)」に対する意見募集を開始

経済産業省と総務省は、「企業のプライバシーガバナンスモデル検討会」において、新たな事業にチャレンジしようとする企業がプライバシーガバナンスの構築のために取り組むべきことについて、有識者を交えて議論した。

Society5.0時代におけるDX企業の役割、プライバシーの考え方、企業のプライバシーガバナンスの重要性を前提に「経営者が取り組むべき三要件」や「プライバシーガバナンスの重要事項」について議論し、「DX企業のプライバシーガバナンスガイドブックver1.0(案)」を取りまとめた。

このガイドブック(案)について、2020年7月29日から8月12日まで意見を募集している。


②三菱商事ファッションが3DCGでサステナブルな服作り DXで大量生産、大量廃棄をなくす

三菱商事グループのファブレスメーカー、三菱商事ファッションが、3DCGを駆使した服作りのデジタルスキームを開発し、アパレルメーカーやセレクトショップが導入を始めている。

特徴
① 2Dパターンを3Dで確認・修正するモデリング技術
②生地を正確にスキャンして3D画像に反映させるスキャニング技術
③ 3Dのモデリングデータからeコマース掲載用に高精度のCGを短時間で制作する

これにより、サンプル作成,EC上での説明のための採寸工程の削減、受注生産、生産のリードタイム短縮を可能にし手間と時間を大幅に削減する。


③「電子インボイス推進協議会」 を10社共同で発足。 商取引全体のデジタル化と生産性向上への貢献を目指す

電子インボイスの標準仕様を策定・実証し、普及促進させることを目的として、電子インボイス推進協議会(代表幹事法人:弥生株式会社)が発起人10社により発足された。

2023年10月1日から導入される、複数税率に対応した消費税の仕入税額控除の適格請求書等保存方式(インボイス制度)に関して、

共通して利用できる電子インボイス・システムの構築を目指し「社会的システム・デジタル化研究会」の下部組織として発足。

協議会の立ち上げに関して、以下、リリースより

多くの事業者が共通して利用できる電子インボイス・システムの構築のためには、仕様の標準化が必要不可欠です。
標準仕様は、大企業から小規模事業者まで、幅広く利用できることが必要であり、またそれに対応した業務ソフトウエアや電子インボイスを送受信するための通信ネットワークが、それぞれの事業規模やニーズに見合ったコストで利用できるようにしなければなりません。
標準化の実現に向けて、システム提供ベンダー間の垣根を超えた関係者で電子インボイスの仕様検討、実証を行うことが早急に求められると考え、本協議会の立ち上げに至りました。

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