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【営業って、どんな仕事?】第九話 えっ、シティホテルで??発想を変える営業手法 

普通に仕事をしていては想いつかない。アイデアを持っている人は身近にいる。どれだけサポートをするかが大事。

『えっ、シティホテルですか、、お客様の輪を広げ、絆を生み出すのだ』


わっしょい、わっしょい、販売会社にもお祭りみたいなものがある。

販売店といっしょにやる展示会だ。

バブルの頃は、展示会も派手で、それも頻々に行われていた。メーカー主催であれば、販売会社が運営する

販売店が主催であれば、販売応援に行く。これも営業の仕事だ。

商品説明をするのが役目。上手に商品説明をしなければいけない。また、来場客ともちゃんとコミュニケーションを取ることが求められる。

ある時、

「中村さ~ん、シティホテルの一室を借りて、ワープロの展示会をやりたいんですけど?」

販売店の女性営業担当者から電話が入る。

「えっ、シティホテルですか、、、、」

いつもびっくりする企画を考え提案してくる女性営業担当者。女性ならではの感性で営業をしている。

当時は、バブル。確かにシティホテルは賑わっている。

「なんで、シティホテルなんですか?」

「女子大生にワープロ売りたいんですけど、女子大生が興味をもつことをやりたいんです。展示用のワープロの手配と、拡売費をお願いしま~す。」

なるほどね~~、、、、社内と事業部に稟議を回すからちょっと時間くださいね。

と、拡売費要望書と展示会の決裁書を作成する。

「稟議がおりたので、やりましょう!!」

と、いうことで、ちょっと変わったワープロの展示会をシティホテルの結構高そうな部屋を借りて実施した。

当然、女子大生が喜ぶような演出をして。

男性営業マンなら、まず考えられない企画だ。

僕も説明スタッフとして同席して応援。ワクワクする面白い展示会になった。

営業マンの発想の転換。販売店の人から学んだことだった。

僕が担当した販売店では、ワープロ教室を運営されていて多くの生徒さんが通う。年に1回、生徒さんやユーザーを集めたイベントもやっていた。それがクリスマスユーザー感謝会。

お店のファン、商品のファン、教室のファンが集うコミュニティには強い絆が生れる。

お客様との絆づくりの大切さをワープロ教室の運営をサポートしたことで学べた。

こういった販売店をサポートすることも営業の仕事なんです。

ちなみに、販売店や小売店の販売支援をすることをリテールサポートと呼んでいます。

当時は、リテールサポートという言葉をしりませんでした。

コンサルティングの仕事を始めて、知った言葉です。

リテールサポートも営業の仕事として覚えておくといいですよ。最近は僕も多用しています。

お客様との絆づくりを指導するのもリテールサポートの一つです。

この絆づくりをしていけば、何度も何度も訪問せずともお客様との関係は維持できます。

営業は、これまでにない発想の転換と、お客様との絆をつくっていく。

ここから、ワクワクな営業として面白くなってくるのです。


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