一番学んだのは、私かな。事業承継・M&A
4月16日、YBSMAが主催する最初のセミナーが終了しました。
「支援機関が知っておくべき、事業承継・M&Aの実務」を6人の専門家である役員が講師をつとめました。
メンバーが創意工夫して作成した資料
やまぐち事業承継・M&A協同組合には6名の専門家が役員として在籍しています。税理士、弁護士、司法書士、行政書士、社会保険労務士、そしてコンサルタント。支援機関向けのセミナーが、YBSMAが企画する最初のセミナーになりました。企画段階で、2時間で実施することになり、各々が専門分野での事業承継やM&Aに関する内容で、セミナーを資料を作成することになりました。質問時間や前説の時間を考え、2時間を6名が受け持つと一人15分。15分で専門性の高い説明資料を作成しました。
セミナー前日に作成した資料を共有しました。
私はセミナー講師を仕事にしているので、勉強の為、多くのセミナーに参加して、講師のセミナーの資料を入手しています。
その私から見て、今回、共有した資料を確認すると、とてもクオリティーが高いものでした。作成するにあたって、皆、苦心したようです。また、15分と短いような、長いような時間配分でした。15分に収めるために、創意工夫したようです。これが素晴らしい。
結果的に体系化された事業承継・M&A実務のプログラムになりました。
税理士、弁護士、司法書士、行政書士、社会保険労務士、そしてコンサルタントが作成した資料は、連携させてまとめてみると、体系化された事業承継・M&Aのセミナー資料となり、いつでもセミナープログラムとして提供できるように感じています。
事業承継・M&Aの支援をするには、一人ではできません。
一人が、税理士、弁護士、司法書士、行政書士、社会保険労務士の資格を取得して、任に当たればいいのですが、そのような方は、まず居ません。
また、一部独占業務があるので、領域を越えたことは違法になります。
例えば、私の場合でいうと、コンサルタントでしかないので、事業承継・M&Aの実務的な法手続きは全くできません。
領域を越えられないので、連携、協業が必要になります。YBSMAは、それが可能になった支援団体(法人)と、考えていただいていいでしょう。
オンラインだから出来た今回のセミナー
コロナ禍でのセミナー。6名が一つの会場に講師として集まるのは、この時期、難しいので、全てをオンラインにしました。
講師である役員も各々の事務所から参加。
山口市の事務所から、周南市の事務所から、宇部市の事務所から講師(パネリスト)としてZOOMに参加。
支援機関の参加者も県内の拠点から参加いただきました。
そして、15分の分担は、オンラインでも適していたと思います。
オンラインセミナーでの課題は、参加される方々が飽きてしまうこと。
1時間以上も同じ講師が話すのは、聞いていても飽きます。
それが、15分で交代して話すというスタイルは、結果的に良かったと思います。
一番学んだのは私かな?
私自身が事業承継を考えていく世代になったので、取り組むには体系化された支援プログラムが必要です。
今日の一連の説明を受けて、事業承継の流れがよく解かりました。
講師側の席(オンライン上)に居たけれども、これまでの打ち合わせ、そしてセミナー後の振り返りを通して、事業承継・M&Aに関して一番学べたのは私でしょう。
私だけではもったいないので、啓発を含めて、この取り組みを定期的に行えるようにしていきます。
これからのYBSMAの活動
4月1日に設立してから、周知活動と問い合わせいただいた先との面談活動に取り組んできました。
これからは、セミナーの開催やコンサルティング展開も進めていきます。
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