見出し画像

地方採用に30名もの応募者が。企業として輝くための背中を押してくれるbizhike

※bizhikeはCASTER BIZ セールスマーケへ名称を変更しました

bizhikeでは、BtoB企業を中心としたコンテンツマーケティングの支援を行っており、営業資料やホワイトペーパーの作成、ウェビナーの企画運営から調査PRまで幅広く対応しています。

今回は、京都で伝統的な木造建築を手がける、有限会社 匠弘堂様の事例をご紹介します。
匠弘堂様は宮大工と呼ばれる、伝統的な社寺の建築を施工する職人さんたちの会社です。
bizhikeでは、企業のブランディングや採用など、多方面での支援をさせていただいています。

同社がどのような想いでbizhikeに支援を依頼したのか。そして、bizhikeの支援でどのような変化がもたらされたのか。建築や中小企業の未来にもつながるお話を、代表の横川 総一郎様から伺いました。

伝統ある宮大工の仕事を、表舞台で輝かせるために

–まずはbizhikeに支援を依頼された理由についてお聞かせいただけますか。

私たちは宮大工というマイナーな業界にいて、普段は表に出ることがあまりない仕事をしています。しかし匠弘堂も設立から20年を迎え、経歴も実績も積んできました。このあたりでそろそろ表舞台に顔を出し、さらなる飛躍を遂げてもいいのではと思っていたんです。
ですが、京都の小さな工務店ですし、会社としてもまだまだです。自分たちだけの力ではできないことも多いと感じたとき、外部の力を借りてバックオフィスの強化をしようと考え、bizhikeに依頼することを決めました。

–具体的に、どのような挑戦をしたのか教えていただけますか。

いくつかあるのですが、特に印象に残っているのは様々なITツールの導入です。
匠弘堂では社内外の書類やCAD図面でそれなりにパソコンを使っていました。私個人はどこでも仕事ができるようにと、DropBoxやEverNoteも。
ですが、チームで仕事を効率良くするような何か良い手はないかと、日々悶々としていたんです。そんな時にタイミングよくbizhikeの支援のお話があって、飛びついたのでした。

まずはメールソフトをOutlookからGメールへの入れ替えを行いました。今後はメールの送受信も含めブラウザで行うようにと。もちろん同時にブラウザもChromeにしました。その後はGoogleカレンダー、社員同士のタスク管理に有効なTrello、名刺管理のEight、人事管理のSmartHR、勤怠管理のジョブカン、ビジネスチャットツールのSlack、クラウド経理のfreee、そしてbizhikeさんとの打合せはいつもZoomを使っていました。

使い始めの時はとっつきにくい印象の各ツールでしたが、実際に使ってみるととても便利で驚きました。どこからでも確認したい、使いたいという私のようなワガママな人種にとって(笑)、クラウドサービスがベースのITツールは正に便利そのもの。いまでは宮大工業界でのITツール導入はダントツなんじゃないでしょうか。伝統を重んじる本業に対して、運営は最新のITツール利用。これこそ私が理想とするイノベーションの形でした。

HPとブログのてこ入れで企業の付加価値を底上げ

–ITツールの導入は横川様からのご希望だったと思うのですが、逆にbizhikeからの提案で始まったプロジェクトはありますか?

自社ホームページを活用したマーケティングと企業ブランディングがあります。これはbizhikeから指摘されて改善に乗り出した課題です。
もともとホームページ自体は持っていたのですが、会社のイメージやカラーに合わせて、もっといいホームページにしたほうがいいとご提案をいただきました。私はマーケティングのマの字も知らないような人間で、ホームページを閲覧すると想定した相手をペルソナと呼ぶのも、bizhikeに教えていただいて初めて知りました。

ブログについても同様で、これまでもホームページではブログ記事をアップしていました。しかし、bizhikeから「ただ書くのではなく、読んでほしい相手を想定して書いたほうがいい」と教えてもらったのです。今まではそんな想定が必要だなんて考えたこともなかったので、目から鱗でした。

そこで、将来的にお客様になってくださるエンドユーザーの方をペルソナに定めてホームページを整え、ブログ記事もペルソナに合わせて更新していくことになりました。
加えて弊社では採用を強化したいという希望もあったので、宮大工に興味を持つ学生さんや、学生さんに進路を指導する学校の先生方に響くような記事を書くという方向で決まりました。
bizhikeには、実際のブログ記事の作成や更新もお任せしています。社員のインタビュー記事がすでにたくさんアップされていますので、ぜひ見ていただきたいです。
これは新規採用の面だけでなく、企業としてのブランディングとしても効果を発揮してくれています。ホームページとブログの存在によって、匠弘堂という会社の付加価値が格段に上がったと感じます。

会社説明会には自社集客だけで30人もの希望者が

–ホームページやブログによる新規採用の効果はいかがでしたか?

抜群でしたね。具体的な数字で例を挙げると、2022年はオンラインとリアルでそれぞれ2回ずつ会社説明会を開催したのですが、この4回で延べ30名もの学生が集まりました。京都のローカルな会社で、しかも宮大工職人というニッチな職種なのに、30名も集めたんです。大手の求人サイトを使わなくても自力で30名集められるなんて、同業のみなさんが聞いたらびっくりする人数ですよ。とある同業の方には「営業マンの力を超えていますよ、奇跡ですね」と驚かれました。

さらに集まった30名は、ホームページはもちろんブログの内容を読んでくれた方々が100%でした。「ホームページ記載の仕事の理念に共感して応募しました」「社員さんのブログに感動して話を聞きたいと思いました」とみなさん仰るんです。しかも、ほとんどの方たちがブログ記事のすべてに目を通してくれていて、かなりの記事量があるのに全部読んでくれたのかと感動しました。
最終的には30名の希望者のなかから2名を本採用したのですが、その2人もとにかく匠弘堂が大好きで「匠弘堂の考え方のもとで仕事がしたいです」という気持ちを持ってくれています。ここまで強い想いを抱いて入社してくれるのは、なかなかないですよね。

さらにこの2名、東京大学の大学院卒に、大阪府立大学の機械工学部卒と、ものすごく高学歴な人たちなんです。もちろん私たちの仕事に学歴は関係ないので、学歴重視で採用したわけではありません。
ですが学歴の高い彼らには、就職先の候補や選択肢がいくらでもあります。にもかかわらず、私たちのような地方の小さな会社に注目してくれただけでなく、「匠弘堂で働きたい」と最終的な意思決定をしてくれた。これは驚くべきことであり、自慢できることだと思うのです。

ここまでたどり着けたのは、bizhikeの力が大きいです。ブログ記事は、bizhikeが社員にしっかりインタビューをおこなったうえで、実際の社員の言葉を使って記事を書いてくれています。bizhikeが私たちの想いをきちんと言語化して、ブログの内容に現実味と親近感を持たせてくれたことが、今回の採用結果につながっています。そういった記事作成ひとつとっても、bizhikeの戦略の力は本当に大きいですね。

–会社説明会の宣伝方法はどのようにされたのですか?

会社のホームページにも掲載しましたが、メインはTwitterやInstagamといったSNSです。SNSだけで人を呼べるなんて、驚きですよね。
私たちはこういった求人の手法もSNSの運用も素人なので、宣伝する時期やタイミングはbizhikeが綿密に計画を練ってくれました。運用方法についても懇切丁寧に指導していただけたので、非常に助かりました。さらにbizhikeでは、メールでの参加申し込みフォームも作って、届いた内容のデータ化もしてくれたんです。本当にbizhikeは、痒い所に手が届くサービスです。

大手求人も使わず、自前のホームページとSNSだけで宣伝した会社説明会に、希望者が30名も集まった。しかもみなさん、熱意にあふれる学生さんたちばかり。そして、最終的にはとびきりの2名が本採用まで残ってくれた。この事例は、世の中の中小零細企業のオーナーにとって希望の光になると思います。私自身もいまだに驚いていますし、bizhikeの貢献に称賛の言葉が止まりません。

今回の会社説明会の成果について、bizhikeもとても喜んでくれました。一緒に仕事をして成果が出て、お互いにそれを喜びあえる関係というのは素晴らしいですよね。これこそがまさに、仕事で世の中に貢献しているということですよね。bizhikeは本当にいいお仕事をしていますよ。

画一的なフォーマットにはまらない、自社ならではの良さを発信

–過去には大手の求人サイトも使われたことがあるんですか?

あります。大手サイトからはどんな応募者が集まるんだろうと、社会勉強のつもりで利用してみました。その結果ですが、なんと応募者は0人。1年間使って、応募者がまさかの0人だったんです。並行して自社ホームページで独自におこなっていた求人は、何もしなくても年間で10名弱は応募があるのに。もちろんその間、大手サイトには決して少なくない利用料金も払っているので、余計に驚きますよね。

そこで気づいたのは、私たちのような少し尖っていたり特徴が多かったりするような会社は、画一的なルールやフォーマットに基づいて表現するのが難しいということです。
例えば、検索サイトを使うなら「完全週休二日制」とか「残業の有無」とか、そういった条件にチェックマークをつけて学生さんたちは検索しますよね。すると大手の会社だけが残り、私たちのような中小企業はどんなにいい会社でも、途端に条件から外れてしまうんです。結果として、応募はゼロになります。

ということは、中小企業が勝負すべきはそこではない。
私たちの勝負どころは、私たちの仕事がどれほど世の中に貢献していて、いかに魅力のある職業か。そして、社員たちがどのような仕事をしているのか、どんなに熱い気持ちで仕事をしているのか。これらを正しく伝えることが大事なんだと気づきました。
だからこそ、bizhikeがホームページに記事をたくさんアップして、社員の想いを発信してくれたことが、物凄く力になっているとわかります。

–bizhikeでは、ご支援する企業様ごとに担当者をアサインしております。担当者の対応はいかがですか?

メインの担当の方は、冷静沈着かつ非常に情報収集能力が高いので、私も多くのことを学ばせていただいています。非常にいい関係性を構築できていて、お名前もあだ名で呼ばせていただいているんですよ。それほど親密な信頼関係が作れるのは、担当者の方々の人柄の良さはもちろん、bizhikeというチームの雰囲気の良さもあるのだと思います。

印象に残っているお仕事を挙げると、2021年度に作成した「匠弘堂20周年記念誌」があります。おかげさまで素晴らしい本ができましたし、営業ツールとしても強力なのでフル活用しています。
ただ、私は実は、担当者さんの持つ本当の力をまだ見ていないのではと思っているんです。まだまだこんなものじゃない、もっとすごいことができるんだろうと感じていて、これからの支援にも大いに期待しています。

私は会社を経営しながらも「売り上げナンバーワン」といったことには全然興味がなく、それよりも、信頼を大切にしていきたいと思いながら仕事をしています。お客様に「業界をまたいで比較しても、匠弘堂の品質と信頼度はナンバーワンだ」と思っていただける会社にしていきたい。例えば今から何百年先の未来で、「信頼がおける」とか「品質が高い」という意味の日本語として「匠弘堂的な」という言葉が使われていればいい。そんなことを、本気で思っているんです。
この夢を実現させるためにも、さらなる飛躍に向けて、ぜひともbizhikeにお力添えいただきたいです。

自社の魅力を理解して、自信を持ってアピールしてくれるbizhike

–最後に、bizhikeはどのような会社におすすめできそうでしょうか?

私たちのような大手の力を借りられない中小零細企業や、ITに弱いレガシー企業です。
特に伝統産業系の業界の人たちはITに疎く、どうしたらいいのか全然わからなくて困っている方々が大勢います。売上げや利益が伸び悩むなかでは「これからは新規ITツールにお金をかけて、効果的に使っていこう」と思い切れる会社も少ないのが現状です。
よく周りから「匠弘堂さんはいろいろなITツールを使いこなしていてすごいですね」と驚かれますが、私たちもbizhikeのサポートなしには実現できませんでした。
私たちのようなIT過渡期に混迷している企業を、bizhikeが救い出してくれればと願っています。

あとは、採用に悩んでいる企業にもおすすめです。今はどこの会社も、いかにして若い人材を呼び込むかで苦労しています。特に私たちのような中小零細はどこも、「求人を出しているのに10年間若い人と喋ったことがないですよ」というような会社ばかりなので、ぜひbizhikeを紹介したいです。

今は新型コロナウイルスの影響や不安定な時勢も相まって、昔のように「とにかく上場している企業で」という価値観ではなくなってきています。若い人たちの考え方も変化していて、生きがいや仕事のやりがいを第一に考える人が増えているように感じます。なのでまずは自分たちの会社に自信を持って、若い人たちに魅力を知ってもらうことが重要です。
その点でも、bizhikeの採用支援はおすすめです。bizhikeは単に知識やテクニックだけの支援をするのではなく、自社の魅力をしっかりと理解したうえで、自信満々に私たちの背中を押してくれますので。

ー 私たちと一緒に課題解決に取り組みませんか? ー

株式会社キャスター CASTER BIZ セールスマーケ(旧称:bizhike)
ベンチャー・スタートアップ を中心にハンズオン型の業務支援を展開。新規事業の企画設計から、営業・マーケティング・採用に至るまで幅広く支援。お客様のチームの一員として伴走しながら、一緒に悩み、考え、喜びあう新しいサービスです!

▼CASTER BIZ セールスマーケとお話しする
お問い合わせフォーム
▼CASTER BIZ セールスマーケのサービス内容・支援事例を知りたい方はこちら!
CASTER BIZ セールスマーケ支援事例


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?