相手と自分にやさしい交渉術。

こんにちは、はるぽんです。

突然ですが「交渉」は好きですか?
私はとても嫌いでした。

交渉って緊張しますよね。
こちらの要求を提示して相手に嫌な感情を与えたらどうしよう。
嫌われちゃったり、図々しいやつだと思われたら最悪じゃないですか。

今回は、相手と自分にやさしい交渉術について書こうと思います。

例えば会社で、
「明日の打ち合わせにどうしても資料を揃えないといけません。時給1800円残業代を出すので残業してください。」って言われたらどうしますか?

あなたは見たいテレビがあるのに、安らぎのフリータイムをたった1800円か3600円か5400円か7200円ぽっちで売ることになるんです。
ちなみに残業代の平均額はこちら

やることがなくて、仕事したいんだったらOKだと思います。
だけどあなたは一刻も早くおうちに帰って魂の充電をしたい。
仕方が無いので「わかりました。」と言ったものの不平不満が顔には現れますよね。

「会社ってそうゆうもんだから。」
「規定があるから。」
「周りにややこしい奴と思われたくないから。」

そういう言葉が頭を巡り
「自分さえ我慢すれば丸くおさまる。」
「残業代時給1800円出るんだから貰えないよりマシ。」
と思い、結局不満を内に抱えたまま残業してしまいます。

不満を抱えたままの作業、これが一番いけません。
本当に残業が嫌なら断わるべきだし、それができない会社はやめるべきです。

私は大阪のデザイン会社に12年務めていたのですが、
社長や上司が帰るまで帰れないという、社風がありました。

残業(残業代無し)の他にも、休日出勤は当たり前(手当て無し)だし、なんなら社長の娘のベビーシッターをさせられたり、好き放題されてました。

でもね、これは自分が断らなかったからなんです。
はっきり断れば良かったし、定時で帰れば良かった(規則がなく、定時という概念が無かったが規定を書面でもらえるように言えば良かった)、なんなら残業代を出すよう交渉もすれば良かったんです。

なぜ「交渉」ができないか。→緊張するし、怖いから。

この「怖い」という感情ですが、要は自分の「無知」。
お化けは得体が知れないから怖いのです。

で、今はフリーランスなので毎日交渉だらけです。
会社員とは立場が違うのですが毎日交渉するようになってからは気がつきました。

「交渉」って相手に不快な思いをさせるもんじゃなかったと。
今調べてみました。

こうしょう【交渉】《名・ス自他》
1.相手と話合いをして、取り決めようとすること。かけあうこと。
2.かかりあいをもつこと。関係。つきあい。 

つまり相手との関係、付き合いなんです。
「自分はこう思ってるから、こうしてほしい」と伝えることは全然「悪」じゃない。むしろ相手にとっても伸びしろ。だって自分がおかしなこと言ってるのに気がつけるし、本当にやってほしかったら頭を使わなきゃならない。

お互い納得の上で働くことが大前提だと思う。
交渉苦手な人は、ダメ元で一回言ってみたらいいのですよ。

大阪にはこんな交渉術があります。
「一回言うてみ?言うだけやったらタダや。」

断ることで評価が下がると考えてるのはもしかしたらあなただけかも知れない。
言ったら案外すんなり受け入れてくれるかも。

相手をテクニックでどうこうしようと思わず、まず本心を言う。
言ってみてからお互いの条件を出し合い、折り合いがつけばそれでいいじゃないですか。それが相手にも自分にもやさしくなれる唯一の方法だと思います。

頭ごなしにクビ切ったり、あなたを目の仇にしてくるような悪いやつはそんなたくさん世の中にいないので相手を信じて交渉してみてください。

言うだけやったらタダや!

ここまでお読みいただき、ありがとうございました。

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