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仮説 「飲める人ほどよく稼ぐ」 の検証

 初夏の爽やかな風が心地いい季節となりました。いつにもまして、よく冷えた一杯が美味しく感じられます。全国の主要なビアガーデンは今月中旬から順次オープンし、早くも活況を呈しています。開放的な空間でワイワイ楽しむドリンクは格別です。
 本日は弊社の最新情報と、仮説 「飲める人ほど良く稼ぐ」 に関する情報についてご紹介します。


〔1〕 備前化成の最新情報

 脳疲労対策が社会的課題としてメディアに取り上げられることが多くなりました。また、展示会におきましても、ご来場者・メディア関係者のご好評をいただき、関心の高さがうかがえました。詳しくは、下記の ▶ 印のリンクから弊社のホームページをご参照ください。

 ▶ 山陽新聞(5月11日) 「脳疲労に対策を」
 
 ▶ 日経新聞(3月13日) 「ニンニク成分 販路拡大 備前化成、消費者にも発信」

 ▶ 「健食原料・OEM展2024」に出展しました

〔2〕 仮説 「飲める人ほどよく稼ぐ」 の検証について

 ビジネスの場面において、お酒は同僚とのコミュニケーションや取引先との円滑な交渉に一定の効果が見込まれ、生産性ひいては所得が上がるかもしれないと考えるのは自然なことです。古来、経済学者もこの仮説に関心を持ち、膨大な量の先行研究が存在します。しかし、飲酒量は種々の要因(性格、体質、職業、所得、生活環境など)を反映しているため、飲酒が所得に与える因果的効果の特定には至っていませんでした。
 東京大学の川口教授らの研究グループは、東アジアの勤労男性約3,500人について、遺伝的に決定されるアルコール耐性を切り口に調査し、次の①、②を確認しました。

① アルコール耐性がある男性はアルコール耐性がない男性よりも飲酒頻度と1回あたりの飲酒量が多い。従来の知見 (飲める人が飲む) が再確認された。
② アルコール耐性がある (≒ 飲酒量が多い) 男性とアルコール耐性がない (≒ 飲酒量が少ない)男性には、収入や労働時間に統計的に有意な差はない。

 本研究の調査結果において、仮説 「飲める人ほどよく稼ぐ」 は否定されました。
     
【参考情報】 川口大司 (2023) 「飲める人が稼ぐって本当? アルコール耐性と所得の関係」 東京大学 PRESS RELEASES.

〔3〕 飲酒の健康効果と経済効果について

 かつて医学分野には、適量の飲酒は健康状態を向上させるという通念(いわゆるJカーブ)がありましたが、近年の研究結果により、少量であれ飲酒は有害であることが知られるようになっており、健康状態を向上させるという考え方は否定されるようになりつつあります。

 もし、飲酒がビジネスコミュニケーションを円滑化して、所得を向上させる効果があるのならば、適量の飲酒は経済的な観点からは望ましいということになりえます。しかし、今回の研究結果はそのような効果の存在をも否定するものです。

 お酒は健康状態の改善や所得の向上を期待して飲むものではなく、ご自身の好みに従って楽しむべきものと言えそうです。

図1 栄養豊富な " 海のミルク " カキ

〔4〕 よく冷えた一杯が美味しい! この時期に役立つ機能性食品素材について

 適量を超えるお酒が健康に影響するとの報告は数多くあります。わかっていても、つい飲みすぎ食べすぎになりがちです。このようなときに役立つ機能性食品素材をご紹介します。次の ▶ 印のリンクから弊社のホームページをご参照ください。

(1) エタノール代謝促進、肝機能改善 ▶ カキエキスパウダー

 カキは良質なたんぱく質や亜鉛、グリコーゲン、タウリンなどの栄養素を豊富に含んでいるため、別名 「海のミルク」 と呼ばれています。瀬戸内海産の厳選した原料から有効成分を抽出し、粉末化しました。当素材による血中エタノール代謝促進、アセトアルデヒド代謝促進、肝機能改善の各効果を確認しました(図2)。

図2 カキエキスパウダーの効果(左図:エタノール代謝促進、右図:肝機能改善)

(2) 脂質代謝改善、血糖値上昇抑制 ▶ 宮崎産にがうり果汁末

 旬のニガウリの健康成分をギュッと濃縮し、通年利用できる粉末にしました。当素材による脂質代謝改善効果と血糖値上昇抑制効果を確認しました。

(3) 血糖値上昇抑制、中性脂肪上昇抑制 ▶ DC-15菌エキス末

 納豆菌の一種 「DC-15菌」 による発酵物が持つ機能性をギュッと濃縮しました。当素材による血糖値上昇抑制、血中の中性脂肪上昇抑制、体重増加抑制の各効果を確認しました。

(4) 動脈硬化の初期病変の抑制 ▶ カオバン茶エキス末

 中国では2000年以上も前から宮廷への献上茶とされてきました。カオバン茶に含まれるウルソール酸は動脈硬化の初期病変であるマクロファージの泡沫化を抑制することが報告されています。

(5) 脂肪蓄積抑制、肝障害抑制 ▶ ブルーベリー葉エキス末

 200以上あるブルーベリーの品種から、特に高い機能性のある品種を選定し、葉の収穫を目的に栽培して原料に使用しています。当素材による脂肪蓄積抑制、肝障害抑制、血糖値上昇抑制、血圧上昇抑制、がん細胞増殖抑制の各効果を確認しました。

(6) 脳疲労軽減 ▶ SACニンニク

 つい飲みすぎてしまったとしても、翌日はいつものように仕事をテキパキとこなしたいものです。当素材により脳疲労を軽減する効果が期待されます(図3)。話題の成分 「S-アリルシステイン(SAC)」 が業界トップクラスの高濃度(なんと、生のニンニクの200倍以上!)です。ニンニク特有のにおいを低減していることもご好評をいただいています。

図3 SACニンニクの脳疲労軽減効果

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