【競合調査】市場調査における、競合の調べ方
市場調査などで行う、競合調査の進め方をご説明します。
主な調査トピック
A: 事業の理解
A1: 商品・サービスの内容
• どんな商品・サービスを持っているか
• 一番メインで押し出している商品・サービスは何か
• それぞれが、顧客にもたらすメリット (利便性、経済性、情緒)は何か
A2: 対象顧客
• 誰を相手にしているか (BtoB, BtoCのどちらか)
• そのうち、どのセグメントをメインの対象にしているか
(ユーザーの属性や場面、代替している商品・サービス)
A3: 事業規模・成長率
• ユーザー数・顧客数、取引高、売上、時価総額はどのくらいか
• 過去の事業成長率と目標値は何か
B: 戦略の理解
B1:強み・弱み
• 競合と比べて、圧倒的に優れている点は何か
• 顧客からの評価が高い点・低い点はどこか
• 商品力や技術力はあるか
• ビジネスモデルは、収益を生みやすいか、多角化されているか
• 経営陣は経験豊富または人脈力が高そうか
• 資本力はあるか (大手やファンドなどにサポートされているか)
B2:将来展望
• 将来のビジョンや目標について、何と言及しているか
• どのように事業を広げる方向に進んでいるか
• どこを競合と位置付けているか
競合を調査する上での留意点
• 多くの場合、競合調査の目的は、自社が事業展開している、または検討している領域において、脅威になりえるか、どう対策すれば良いかを導出する目的が主
• 事業の理解に加えて、戦略を理解する事で、今後その企業がどのように事業推進・成長しようとしているかが把握できる
• 主な情報ソースは、以下である事が多い
-記事検索 (会社名と「ビジネスモデル」、「強み」、「展望」などのキーワードと組み合わせ)
-公式HPやプレスリリース (グーグル検索でも該当)
-公式IRウェブサイト (上場企業に限る)
-(有料) 帝国デ―バンクなどの企業データベース
-(有料) SpeedaやBloombergなどのデータベース
• 更に深い情報を求める場合、類似業界の専門家や該当企業の元職員などへのヒアリングが可能 (ただし、情報の正確性は確認が難しい)
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ご興味を持っていただけましたら、こちらもお気軽にご参加・ご相談ください。
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