お盆が落とした本質
お盆はずーっと雨が降っていた。
だからだろうか、お盆らしさは鳴りを潜めていた。
お盆て、なんだっけ?
故人を迎える事よりも、人が集まることに関心が寄せられて。
人が集まることを規制されて、僕たちの言葉の中に生きていた故人も帰ってこれなくなって。
そんな風に文化は形骸化して
そして人は、人に帰る。
そんな気がするんだよ。
学校行っているときに、いつも約束なしで友達に会えることの有り難さみたいなものは、その出会いが失われた時初めて、特別で幸せであったことに気づく。
こんなお盆やお祭りや正月や。
失われていく文化の中で、そこにあった本質は、GLAYが歌ったように、
「場所ではなくて、あなたでした」
人と人が会うことに価値を見出すならば、これからの時代はきっと、もっともっと平和で幸せになるのだろう。
テクノロジーがもたらす変化の最大公約数は、人が人であるという事実に気づくことなのかもしれない。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?