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「センスはいいが突き抜けられない」人たちのための論壇①

何事も80点まではすぐ行けるがその先で詰まる事の多い人は、言語化力がボトルネックになっているのではないか

最近私は「言語化」というキーワードに思いを馳せることが多い。
その直接のきっかけは職場で上司から「使う言葉がぼやっとしている」「言語化」との指摘を受けたことである。
しかしこれを端緒に言語化についてあれこれと考えているうちに、実は

  • 職場でメモや下書きベースでおおよその方向性を議論する際には特に問題は起こらないが、最終的な完成版の資料を上司に確認してもらう際には細部の記載がいまいち伝わらず「?」という反応をされる

  • ここ数年上達に取り組んでいるスキーをはじめ、何事も中級レベルまではすぐ辿り着くものの上級者の壁を中々越えられない

  • 公私問わず議論の際に、相手の主張がなんとなく違うなと感じた時も、相手の発言に対してタイムリーにぱっと切り返すことができない。ゆっくり聴いてくれるタイプの人とは議論が進むが、早口でまくし立てるタイプの人には押されてしまう

など幼少期から定常的に起こっていたこれらの出来事の背後にも「言語化」が潜んでいたのでは、と気づいて以来、私の中の言語化に対する関心は更に加速した。
「自分は『言葉』として結晶化される前段階の内的/プリミティブな感覚や思考を細部にわたって正確に、スピード感を持って言語化するのが苦手なのではないか」
「そのために、『内的感覚』、ないしそれに近いフワッとした言葉で用をなす段階では上手くいくが、結晶化された後の精緻な言葉が必要な段階では上手くいかないのではないか」
との仮説が立ったのである。

仮にそうだとした場合、言語化力を高めることで残りの20点を獲得でき、「器用貧乏」の限界を越えられるのではないか

とはいえ具体的な行動に移るにはまだ解像度が粗いので、次の断章では、
「言語化力」とは何か
「言語化力」を高める方法は何か
を考察していきたい。


本日は以上です(このnoteも言語化能力を高めるための試みの一つですが、まとまった文章を書くのがこれほど時間がかかるとは思いもしませんでした。プロアマ問わず世の文筆家の方々は尊敬します。。)
ご意見、ご感想頂けると大変有難いです。

  • 私と同様「センスがいいと言われるが、いまいち突き抜けられない方」からの共感コメント、ご意見

  • 「センスがよく、かつ突き抜けた人」からの、ここが原因だよ、こうすると良いよ、などのご意見

  • その他

なんでも大歓迎です。
議論を通じて、社会や個人が少しでも良くなるような思想の断片を生み出したいと考えています。
どうぞよろしくお願いします。

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