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AIはインターン

AIが日々の生活に深く浸透し、もはや使用の是非を検討する段階ではなく、議論は「いかに活用するか」にシフトしています。特にChatGPTをはじめとした生成系AIは「言葉による指示」で使える革新性によって、ビジネス、プライベートを問わず活用が進んでいます。今回は、コンテンツ制作におけるAI活用を検討します。


コンテンツのアイデア出し

AIを使ったキーワード分析とトレンド予測により、次のコンテンツアイデアを自動生成することができます。例えば、ユーザーの検索パターンやソーシャルメディアでのトレンドをもとに、AIにコンテンツアイデアを生成してもらいましょう。コンテンツ制作チーム内でのアイデア出しは自社目線になり、どちらかというとブランディングの傾向が強くなりますが、ユーザーの検索パターンやソーシャルメディアでのトレンドをもとにしたAIの提案は、ターゲットオーディエンスを含むユーザーの実際の需要を反映しており、マーケティングとしての効果が期待できるでしょう。

ただ、AIが提案したコンテンツアイデアは検証が必要です。これには、市場分析や競合分析などによる評価も含まれます。AIは大量のデータを処理できるため、迅速かつ効果的に競合他社の動向を把握し、その情報をもとにしたアイデアを生成するメリットがある反面、プロンプトでは伝えきれない自社のポジショニングやポリシー、ブランド価値を踏まえたアイデアになっているかは検証する必要があります。最初は10項目のアイデアを生成してもらっても2、3割の採用率かもしれませんが、指示する側のプロンプトエンジニアリングの能力が向上すれば、打率は上がってきます。まさに新しく業務に加わったインターンやアルバイトに対する指示と似たところがあります。

コンテンツの作成と編集

テーマが決まったら次はライティングです。ここでも、ChatGPTなどの生成AIを利用しますが、出来上がった文章の人間による編集は欠かせません。ただ、校正などは自動化ツールがあるので、予算などとの兼ね合いで検討してみるとよいでしょう。

パフォーマンス分析と最適化

公開した後、一定期間で出来上がったコンテンツのパフォーマンスの分析する必要があります。これにより、どのコンテンツが読者に最も人気があり、最も成功しているかを判断することができます。AIを使って、コンテンツの最適化戦略を立案し、それに基づいてコンテンツを進化させていくことで、ヒューマンリソースは戦略立案やAI選定やプロンプトエンジニアリングの洗練、クオリティコントロール、進捗管理などに使える時間が徐々に増えていき、コンテンツマーケティング高度化につながっていきます。

AIをインターンとして活用することは、コンテンツマーケティングに関わるスタッフ自身のスキルアップにもつながりますし、働き方改革にしばられない有用な労働力としてフルに活用していきましょう。

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