英語で使い分ける3つの「見る」
英語で雑談をしている時、何かを「見た」と言いたい時ありますよね。
ただ中学や高校で習った英語を振り返ると、SeeもLookもWatchも全て「見る」と習った人も多いはず。
今回はこれらの違いについて纏めましたので、サクッと覚えてしまいましょう。
(自然に視界に入ってきたものを)見る:See
I can't see anything in the dark
(暗くて何も見えない)
I saw Emma yesterday
(昨日エマを見たよ)
Seeで表現出来るのは、自然に自分の視界に入ってきたものを見る場合です。
この例文のように、暗いところにいるから何も視界に入ってこないという場合や、たまたま昨日誰かを見かけた(視界に入ってきた)という場合に使えます。
ちなみにsawはseeの過去形です。
(何かを意識的に視線を向けて)見る:Look
Look at this picture
(この写真を見てよ!)
Look atで表現出来るのは、何かに対して意識的に視線を向けて見ることですので、今回の例文のように何かを見て!という時に使えます。
(動いているものを注意を向けてジッと)観る:Watch
I like watching football
(サッカーを観るのが好きです)
Watchで表現出来るのは、何か動いているものをジッと注意しながら見ることですので、映画やスポーツを観る時に使えます。
以前、英語を勉強していた知人が「昨日あなたを見かけたよ」と言おうとしてI watched you yesterday!と言ってしまい、場が凍ったことがありました。これはWatchはジッと観るというニュアンスから、単なるストーカーの自供になってしまった為です。
他にも色々ある「見る」の表現
日本で習うであろう上記の代表的な3つ以外にも、いくつか表現がありますので、最後に少しだけ紹介します。
Don't stare at me!
(ジロジロ見ないで!)
『Stare at ~:~を(好奇心や怪訝な目でジーッと)見る』という意味です。
例文のように、あまり良くないニュアンスで使われることも多いです。
She glanced at the letter and then tossed it into the garbage box
(彼女は手紙をチラッと見て捨てた)
『Glance at ~ :~をチラッと見る』という意味です。
日本語では、何かを「見る」と言いたい時は「チラッと」見る、「注意深く」見るなど、動詞そのものは変えずに、他の言葉で詳細を付け加えることが多いですが、英語では「見る」という動詞そのものを変えることで、様々なパターンを表現することが出来ます。
必要に応じて使い分けて見てください!
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