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何でも付加価値がお金になるとは限らない

美容師の沢山の方に言われるのですが、付加価値は何をすれば良いですか?付加価値を付けて単価を上げたい。
これは本当に皆さん思う事だと思います。

付加価値って本当に売上になるのか?どう売上に直結していくのか?を考えなきゃならないんですよね。

勘違いしちゃいけない事が美容室、美容師が思っている付加価値はお客様からしたらお金を払う事なのか?を考えてない事もあります。そして良く美容室がやっちゃうんですが何か新しい材料や機械を導入してお客様に色々勧めてお金を頂く。これは定番なんだと思うんですけど私はあまりお勧めしてません。

美容室がお金をかけた時点で何か売上を作らないといけない状況になります。いきなりマイナスからスタートするのでやらざるを得ません。
絶対に誰かにしわ寄せが来るシステムになってますよね。上手くいかなければ経営者の負担。社員が乗り気でなければ社員の負担。無理矢理勧められてやらされたらお客様の負担。
始め方ややる事によってはプラスを生まない付加価値になりかねません。

もし付加価値をプラスするならまずは自分達であるお客様が感じられる技術や知識で材料のなるべくかからないもので付加価値を付ける。技術では少し難しいですがお客様からお金を頂かなくても良いぐらいの物など意外といいんですよね。お客様が負担なくその美容室や美容師に自分の為になる魅力の様な付加価値が有れば他の提案や長く通って頂ける付加価値にはなると思っています。

私がやっている例ですが、私の美容室ではメーカーのアリミノさんと組んでゼロテクという頭皮に付けない様にカラーを塗る。という技術をお客様が、無料で選べる様にしています。プラスで料金は頂きません。お客様の中で頭皮がしみたり、不快だったり頭皮の健康を考えて選べる様にしました。もちろんアリミノさんでディプロマも取得ししっかりとしたい技術を提供しています。

この様にお客様の為にお金をかけずに新しい技術を学んだりお客様の為を考えて行動、提案する事を付加価値にしています。別にやらなくても良いと思います。このお客様の為にやっている事を感じて頂ければ嬉しいのです。

この様な地道かも知れないですが少しづつお客様と良い関係を築ける事を付加価値と考える方法もある。という事も頭に入れた方が良いのかも知れません。
すぐに売上にならないかも知れませんが少しづつ着実に良くなる付加価値もある事を知っていた方が良いと思います。

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