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“今”だからこそやってほしいたった一つの化粧品の選び方

こんにちは、美容家のEBATOです。

「スキンケアを始めたいけど、何を使っていいのかわからない」
「自分の肌に合うコスメを知りたい」
「プロはどんなところを見ているの?」

こんな悩みや疑問を抱いている人は多いと思います。実際に僕のところにもこうした質問はよく届きます。

こうした悩みの根本には、商品が多すぎて迷っていたり、情報が多すぎて選べなくなっていることがあると僕は考えています。YouTubeを開けば画面に一杯におすすめ動画が広がり、インスタを開けば眺めているだけで膨大な情報が目に飛び込んでくる、Amazonにはレビューの山……。迷うなという方が無理な話です。

適度な情報収集は大切ですが、インプットしすぎると思い込みやバイアスにより、かえって自分の肌に合うコスメと出会えるチャンスを逃してしまうことにもなりかねません。では、どうしたらいいのでしょうか。

【筆者プロフィール】

EBATO/美容家
1987年生まれ・千葉県出身。メンズ美容の専門家。元美容部員の経験を活かし、ゼロから学べるメンズ美容専門ブログ「Be-LOG」を設立。コスメコンシェルジュ、化粧品成分上級スペシャリストの資格を持ち、男性の皮膚科学に着目した記事を多数執筆。数々の記事で検索順位1位を獲得。総読者数は10万人を超える。現在はテレビや雑誌、WEBなど各メディアにも多数出演。講演や執筆、コンサル、コスメプロデュースなど活動は多岐にわたる。

大切なのは「自分で感じる」こと

そもそも「自分の肌に合うコスメ」とは何か。僕の経験からいうと、心地よく使うことができ、毎日使いたいと思えるものだと思います。

高級な成分がたっぷり使われていて、最新のテクノロジーが詰まった化粧品でも使用感がイマイチだったら使うメリットはあっても、楽しみがないですよね。

店頭でテスターで試してみたり、トライアルキットで試してみたりして現物に手にとり、自分がどう感じたかに目を向けることがすごく大切なのです。

「ブランドの世界観に共感する」
「香りが好み」
「肌なじみの心地がいい」

など重視するポイントは何でも構いません。まだスキンケアに馴染みのない人はピンと来ないかもしれませんが、色々なコスメに触れる経験をすることで自分なりの価値観が確立されていくので安心してください。

情報は最低限でいい

僕は、美容系インフルエンサーのSNSやYouTubeなどは一切見ないようにしています。理由は簡単で、他者に影響されないためです。

たとえば、よく聞くのが「成分Aは肌に悪い」「成分Bはエビデンスもあって優秀」という話。実際に僕も聞かれることが多々あります。日本で売られているコスメは、薬機法によって一定の安全性が担保されているので、プチプラと呼ばれるリーズナブルなコスメでも安全に使うことができます。

また、コスメは複数の成分から作られていて、何をどれくらい配合するのか、何と組み合わせ配合するのかによって使用感や効果効能にも違いが出てるので、一概に「~成分が優秀」とは言い切れないのが実際のところです。

でも何も知らない人が見聞きしたら「◯◯さんが言ってるからきっとそうだ」とつい信じ込んでしまいますよね。こうした情報をインプットしすぎると、刷り込みができて「成分Aが入っているから使っちゃダメだ」と自ら選択肢を狭めてしまい、自分の肌に合うコスメに出会えるチャンスを無くしてしまうことにもなりかねません。

個人的には、

  • 気になるブランドの公式アカウントをフォロー ⇒新商品のチェック

  • 成分の簡単な特徴 ⇒ 何がウリのコスメなのかがわかる

【化粧品成分を知りたい人におすすめの書籍】
✔ 美肌成分事典(かずのすけ・白野実)
✔ 知れば知るほどキレイになれる!美容成分キャラ図鑑(小西さやか)
✔ 効果的な「組み合わせ」がわかる 化粧品成分事典(久光 一誠)

くらいを抑えておけば十分です。

思い込み、刷り込みは自分の感覚を狂わせる原因にもなるので、インプットはほぼほどにしておきましょう。

「本当にそうなのか?」を考えるとリテラシーを高められる

それでも周りに影響されてしまう場合は、人から見聞きした情報を鵜呑みにするのではなく、一呼吸おいて「本当にそうなのか」「信用できるのか」をしっかり自分の頭で考える癖をつけてみてください。

筋が通っているように聞こえる話でも、おかしな情報には必ず穴があります。具体的にわからなくても、何かおかしい、心に引っかかりがある場合は、スルーせずに違和感の正体を考えてみることが大切です。

たとえば、ネットでは以前「化粧水は意味がない」という主張が話題になったことがったそうです。その根拠は「化粧水はほぼ水だから」「化粧水は肌表面の角質層を潤すだけだから」といったもの。

確かに化粧水の8~9割は水ですが、残りの1~2割に含まれている保湿成分などなどはその数パーセントでも十分に保湿力があるということがわかっています。分量が多すぎると使用感が悪くなるものも多く、配合量が少ない=効果がないという主張は誤りであることがわかります。

仮に専門知識がなくても、何十年も化粧品を研究している大手を含む化粧品メーカーがどうして化粧水の8~9割を水にしているのか?疑問を持てれば、自ずと答えは導き出せます。

著名人や業界の権威、大規模な媒体、複数の人が言っている(同調圧力)と心理的に先入観から信じやすくなってしまうので注意しましょう。

SNSで誰かに気軽に質問をしたり、AIに聞いたりできる“今”という時代だからこそ、自分で考え、感覚を磨くことを大切にしていきたいですね。

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