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精神疲労とは

概要

精神疲労だけに限定せず、疲労というもの自体、疼痛、発熱と並んで生体の3大危険信号と言われていまして、生命と健康を維持する上で重要な信号のひとつとされています。

健常者な方では、疲労とは身体や精神に負荷を与えた際、パフォーマンスが一過性に低下した状態とされています。

しかし、実際には疲労の定義とは非常に難しく、これは他者によって観察できる客観的なものではなく、あくまで個人の主観的感覚であるため、疲労と疲労感は混同されがちです。

なので、医学的にも疲労は徴候ではなく、症状(出てきてしまっているもの)と見なされているようで、最初から症状が出ないようにしてしまう事が大事です。

さらに疲労は大きく2種類がありまして、それぞれ

○身体的原因からなる身体的疲労 (末梢性疲労脳以外の身体が疲労感覚を感じている) と

○精神的原因からなる精神疲労 (中枢性など脳が主体となって疲労を感じている)  となります。

身体的疲労は身体能力やパフォーマンスを維持するための肉体(筋肉や内臓など)の一時的な能力の低下とされるのに対し、精神疲労は長期の脳活動が原因となる最大認知能力の一時的低下とされます。

精神疲労が原因とされる様々な症状

精神疲労が原因とされる代表的な症状は

軽症者や健常者では

○傾眠(眠気) ○無気力 ○選択的注意の疲労 ○イライラする など細かな身体症状として現われます。

重症者や病者では

○うつ病 ○統合失調症 ○睡眠障害等 ○記憶障害 など様々な精神疾患から ○慢性疲労症候群 ○線維筋痛症 ○発熱 ○リンパ節の腫れ など神経系の問題や身体的な症状まで多数発生します。

改善は可能か?実例を紹介

これはほぼほぼ可能です、ストレスを減らせばいいわけですし。

状況を整理したり、環境を変えたり、日光浴をしたり、運動をしたり、、、最近では日本の企業などでもマインドフルネス瞑想などを行ったり、という事ですが、注意すべきは変に行うと駄目な場合もあるという事です。

物事の改善には原因を特定する必要があり、それをせずに出てきている症状を抑え込むような対処療法のような形(瞑想や服薬など)をとってらっしゃる方が殆どかと思いますが、それが重症化の原因にもなりうるのです。

これは一例ですが、筆者の父は20年近く前に脳疾患で体が不自由となり、母が介護をしています。

大黒柱であった父が働けなくなり、母は障害者年金などで家計をやりくりしながら、風呂や排泄、給仕までこなしていましたが、介護を始めた当初はエネルギーもあり元気いっぱいで辛くないとまで言っていましたが、歳を重ねるごとに体力も低下し、負担が大きくなってきました。

特に苦労していたのが家計のやりくりで、筆者からの仕送りなどでギリギリでしたが急な要りよう等が重なると、精神的なストレスが増え、便秘や食用不振など身体症状が現れてきました。

それらの改善で病院などに行き、薬などで対処していましたが、結局原因は介護の精神的疲労と金銭面の精神的疲労な訳ですから、医師にはどうする事もできず(恥ずかしがらずに全部相談できればあるいは、)症状は悪化していきました。※大体は家族の内情は隠しますので

便秘による負荷は凄まじいもので、食欲不振や水分摂取量の減少なども引き起こし、ある日手術をすることになり1年ほど入院をしました。

家族とはいえ母の頭の中を覗ける訳ではなく、恥ずかしながらそこまで重症化してから初めて精神的に負荷をかけていたことに気づきまして、金銭面や介護面の整理を専門家と共に整理したら、びっくりする程の速さで回復し、今ではすっかり元気になりました。

このように、身体症状として現れているものも精神疲労由来である事は多いですので、精神疲労の原因を特定することは特に重要といえます。

疲労する原因

訃報や解雇通達のような、突発的に大きなストレスがかかるような急性である場合もありますが、多くは慢性的に ○ストレス ○栄養不足 ○睡眠不足 ○運動不足など毎日の生活習慣の結果や、

○長時間の作業 ○苦手なことの実施 ○職場や住環境 など置かれている環境の結果、または

○人間関係 ○家族関係 ○SNSやネットなどの評価 など社会的ストレスの結果、または

○金銭的な不安 ○先行きの不安  などの将来的な不安

などなど多岐にわたり、これらが複合している場合がほとんどです。

これらが整理出来たら大体は治るのですが、、これが案外難しいです。

臨床心理士さんなどは、あまりに深刻な状況に直面している時に自己整理をしようとすると、かえって精神的な負荷が増し(直面しますので)、より深刻な状況に陥る事もあるとし、些細な事でも国家資格を有している専門家への相談を勧めていたりしますのでご注意ください。

また、休養の記事もありますので参考にしてみてください。

まとめ

このように、自分自身が何の負担を感じていて、何がカバーできていないかを考えれないと、改善は難しい、という事になります。

当社記事では基本的な精神疲労の回復法休養の取り方まで実践的な部分を掘り下げていきます。
何を気にかけて、どのくらいの時間寝て、どのように心がけて休むべきか、栄養摂取や血行改善などほかの要素との関連性とはどのようなものか、などすぐに実践可能なものがほとんどです。
それにより皆様の精神疲労や休養に対する疑問やお悩みが解決すればうれしく思います。

自身の状態が理解出来ることで改善法も見え、全力の自分を取り戻すことが出来ると思います!

さあ、それでは本編をスタートしていきましょう!

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