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8/25-9/7 立派な山姥になる_s

忘れないうちに登山メモ

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【千畳敷〜島田娘〜濁沢大峰〜檜尾小屋】

高速バスが予定より30分ほど遅れる。小屋に16時前着を目標にしてたが、バスが遅れたことで雲行きが怪しくなる。加えて夏休み最後の休日前の金曜日、ロープウェイ(30分おき)にどれだけ早く乗れるかにかかっていたが奇跡的に着いてすぐに12時発に乗れた。いつも時間との闘い。ぎゅうぎゅう。

12時40分頃出発。千畳敷は安定の美しさ。軽装の観光客を尻目に反対側の空木岳方面へ。登り始めはいつも傾斜がキツく感じる。汗だく。島田娘付近で雷鳥らしきシルエットの鳥が遠くに見えた!ジッと動かないが、あのまるっとしたフォルム、全然飛ばない(飛べない)姿、神々しさとユーモラスな愛嬌が絶妙にミックスされた落ち着きよう。絶対にあれは雷鳥だった。あとで貴重な一羽であったことを知り感激。

傾斜がゆるんだ、と思ったのも束の間すぐに噂のアップダウンに変わる。登ったぶんだけまた下りる。下りたぶんだけまた登る。これはなかなかキツイ。しかし晴天の縦走道、最高の景色。檜尾岳に着くと目指す小屋が山の上にちょこんと乗っかっていてカワイイ!はしゃぐ。

17時30頃、テント場着。綺麗に整地されてた。小屋の中もピカピカ。トイレはテント場にもあったけど小屋の有料トイレしか使わなかった。夜中にテント場から小屋のトイレに向かう途中の道でヘッドライトを消してみたら真っ暗で静かで満天の星、月明かりが眩しいくらい明るかった。

【檜尾小屋〜熊沢岳〜東川岳〜木曽殿山荘〜駒峰ヒュッテ】

テントをたたんで2日目。7時過ぎ出発。テン場から空木岳が見える。かっこE。それにしても遠い。歩き始める。偽ピークだらけで何回もガッカリする。ガッカリを繰り返すうちにまだ登らせてくれるんですね!という気持ちに変化。だんだん登ってるのか下ってるのか、もはやどちらでもいい感じになってくる。とにかく時間が過ぎれば確実に着くのだから大丈夫、大丈夫。相変わらずの快晴、荷物が多い以外はこれ以上ない好条件。何回かトレラン姿とすれ違うが皆キツそう。ずっとこんな感じなんですかね、、とすれ違いざまにつぶやくみなさん。ずっとこんな感じです。そして察するに我々のゆく先もずっとこんな感じなんですね。

最後の木曽殿山荘からの空木岳山頂がダメ押しの登り返し!しかしもうなにが迫っても驚きません。鎖場も岩場も切りたった崖も、なにが現れても心はさざなみであります。たぶん完全に無表情で空木岳山頂に到着。真っ白。長居せずに駒峰ヒュッテへ。まったく先が見えないところに突然小屋が現れて歓喜。緊張感が緩む。着いたあ。小屋は満員。14時前着。夜中に雷雨。

【駒峰ヒュッテ〜駒石〜小地獄大地獄〜池谷小屋〜菅の台バス停】

山頂で朝日を拝んでから7時15分出発。駒石の前後合わせて1時間弱は絶景、見事なトレイルロード。次々と現れる巨石。まるで古代遺跡。ゲームの中みたい。テンション爆上がり。森林帯に入ってからは木陰の涼しい風の中。空気がいい。危なそうなハシゴや鎖場もゆっくり通過して問題なし。雨だったらやばそう。今回は本当に天気に助けられた。山の神さまありがとう。

下りが長いのは分かっていたけど、疲れた身体にこれでもかと続く。林道終点からバス停までは体感時間が長くキツかった。14時50分着。湯に浸かってこれまた時間に追われながら電車に乗る。高速バスを使えば良かったことに途中で気づく。

今回わかったこと
・空木岳は晴れの日に登るに限る
・8月もダウン必須。
・小屋はありがたいがテント泊ほど快適ではない
・インソールは意味がある。やはりモートン病らしい。付き合うしかないか。
・険しい道を2日に分けるのはかなり良かった。
・汗だくで着替え必要。
・まずは高速バスを調べよう

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帰ってきてさっそく山ロスになる。山に戻りたい。

山登りは自分にとってはゆっくりした踊りみたいな感じ。踊る機会は減ったけど山で踊ってる。躍りながら登れたらいい。山不足、山踊り、山ロス。興奮さめやらず。ちょっと好きすぎる気がする。少し落ち着かないと生活に支障が出そうだ。筋肉痛にならなかったのでヨガでは足りず翌日にはトレーニングに行った。全然足りない、もっと動きたい。

あまりにも登りたいので翌週初めてクライミングジムでボルダリング。6級まではスイスイ登れたのに5級でまったく持つところがないホールドが現れて苦戦。腕がワナワナし始めて断念。帰宅して持ち方を研究する。これ山でやったら相当楽しいのでは。

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