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自分をアジャイルで開発してみることにした

 早期退職してから4月で一年。その後、NPO法人へのインターン生活を経て、同団体に6月に再就職。まもなく一年になります。

 世の中の気配を察知するのは他人よりも早いほうなのですが、仕事に慣れるのは意外と遅いほうでして、一年で仕事が一巡してようやく色んなことを考えられるようになってきました。自分は「晩生(おくて)」なんだ。時間を掛けて慣れるほうなんだ――と思っていたのですが、ホントにそうかな。それだけかな。

 たとえば、進学や就職の時って、あまり長い時間を掛けて迷ったり考えたりしなかったように思うんです。若いなりに考えてはみたんだけど、即断即決というか、一週間もあれば「次」に進んでいたような気がします。

 それが、30年余りサラリーマンを続けているうちに、じっくり考えるようになったというか、いろんなことを深読みして、いろんな人に忖度して、根拠のない自信なんてものは信じなくなり、不安を感じるセンサーの性能ばかりが敏感になり。結果として何事にも時間を掛けて対処するようになってしまったんではないかと。

「新しいことを思い切ってまずは初めてみよう」という気持ちが萎えているのかもしれません。「深く考えずに、まずは行動してみてから、やりながら考える」ってことを意識的にやってみようかな。アジャイル的自己開発。

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 あるいは、心のどこかで「自分はベテランだ」「人生の経験が豊富だ」みたいな感覚が無意識のうちにできちゃったのかなとも思うんですね。慢心とまではいかないんだけど、「これまでの経験に照らして考えて行動すればそう失敗はしないさ。だからじっくり考えようよ」みたいなところが。

 で、じっくり考えるのは良いんだけど、意外と同じことを何度も反芻しているだけだったりして、時間ばかりが掛かってるような気がしています。もっとこう、ぐっと短時間で集中して考えて、結論が出たらスパッと行動に移す。そういうのが理想だなあ。行きつ戻りつしないというか。

 連休明けは、とりあえず結論を出したらまずは行動に移すってことを実践していきたいです。

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 何でこんな事を思いついたんだろうと考えてみたら、先月、こんな本を読んだのを思い出しました。我ながら単純です。とはいえ、タイトルはいかにもアジャイルっぽいですが、中身はことさらに「やりながら考えろ」みたいな話が出てくるわけではありません。でも、面白いです。


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