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更新作業は芝生の美容マッサージ

 今日(4/19)は芝生の更新作業をしました。
 更新作業というのは畑仕事でいう「耕す」「土壌改良」的な作業のことですが、芝生は一面に生えているので鋤(すき)や鍬(くわ)を入れることが出来ません。その代わりに特殊な道具を使って独特のやり方で芝生の生えている地面の改良をする。そのことを「更新」と呼んでいます。

 芝刈りが散髪だとすれば、サッチ取りやエアレーションといった更新作業は美容マッサージみたいなもの。綺麗さを保つためには体質改善のように内側からもお手入れが必要です。

1.まずはサッチ取りから

 サッチというのは芝生の刈りカスのこと。葉と葉の間に落ち込んでしまい、放っておくと雑草や病気の元になったり、新しい葉や茎が伸びるのを邪魔するので、一年に二度ほど取り除く必要があります。

 先日、買った芝刈り機の刃をサッチ取り専用の刃に取り替えます。今までは熊手を使って手動でかき集めていたのでひと苦労でしたが、今回はこれで楽チン。ホッチキスのような小さな爪がぐるぐる回るようになっています。

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 使い方は芝刈り機と一緒。あっという間に大きなゴミ袋2袋分のサッチが集まりました。しばらく乾かせば干し草のようにカラカラになるので軽くなるのですが、ゴミの日が近いので今回はすぐに袋を縛りました。

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 芝をよく見ると、茎が伸びすぎてから低く刈ったので茎を刈ってしまう「軸刈り」が多いのが分かります。サッチを取ることで地面あたりにまで陽が入るので、葉が長く茎が短い新芽が育ってくるのを待つことにします。

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2.エアレーションで芝生を耕す!?

 サッチ取りが終わったら次はエアレーション。芝生が生えている地面の下に空気(エア)を送り込んであげる作業です。野菜畑や花壇などで言えば「耕す」作業に当たります。

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 ローンスパイクと呼ばれる専用の道具を使います。2,000円ぐらいで売ってます。そんなに差が出るものでもないので安いもので充分だと思います。

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 10cmほどの感覚でひたすら脚でスパイクを芝生に突き立てて穴を開け、スパイクをほんの少し倒して芝生の苗床をやや浮かせて空気を入れます。それをひたすら庭の隅から隅まで。はっきり言ってそこそこ疲れます。

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3.縁刈りで見た目をシャキっと

 電動芝刈り機は庭の隅っこは刈り取れないので、四方の辺に当たる部分はハサミもしくはハンディタイプの芝刈り機で刈り取ります。庭の周囲で芝や雑草が伸び放題だと散髪嫌いの小学生みたいな感じですが、縁をしっかり刈ってやるととたんに雰囲気がシャキっとします。

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 今日は愛用の芝刈り専用ハサミで。こちらも20年ほど使ってるんだけど、一見サビサビなのにまだ全然切れます。

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 本当は雑草をきちんと抜いてから刈り取るべきだけど、何せ「ズボラ流」なのでそこは大雑把に雑草ごとジョキジョキ。芝生が密に生えていれば、雑草の付け入るスキがないのでパッと見は目立ちません。

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4.最後に施肥

 施肥についてはまた後日に解説を。全体的にササッと撒いて本日の作業は終了。サッチ取り30分(午前中)。エアレーション、縁刈り、施肥で2時間(午後から)。全部で2時間半ほど。明日は雨の予報なので散水は省略。

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 ほぼ軸刈りになっちゃったとは言え、しっかりと上を向いて生えているので、そう時間も掛からずに新芽も生えてきて一面が青くなってくるんじゃないかな。ゴールデンウイーク明けぐらいが楽しみです。お疲れさまでした。

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