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筋トレで怪我をする理由

腰が痛い人だけでなく、肩が痛い人、首が痛い人でも
お体を診ると腰が弱っている方が多いです。

腰が弱ると首を前に出したり、肩が巻いたり上がった姿勢になります。
ストレートネックを治したい、肩こりが気になる方は、
だいたい腰の問題です。

腰に力がないと施術でバランスを整えても、すぐに元に戻ってしまいます。
自分の体を支える筋力が不足しているからです。

でも、そう思って筋トレをしてるのにイマイチ効果を感じられない、と言う方も多いのではないでしょうか?

筋力トレーニングは一見、簡単そうですが、パーソナルトレーナーという仕事があるくらいで、意外と難しく奥が深いです。

体の状態がいい人はどんどん効果が上がるけど、悪い人は関係がないところに力が入って効果が出なかったり、弱いところに負荷がかかって怪我をしてしまうこともあります。

重要なのは腰です。

本来は図Aのように腰に反りがあるのが正常です。
(反り腰とは違います。反り腰に関しては別に記事を書きます。)


図Bのように腰が丸まっている人は骨盤が下がってお腹の力が抜けています。
この体で筋トレやスポーツをしていると十分に力が発揮できないし、怪我をしやすいです。

子どもはAが多く、老人はBが多い。くたびれた腰の形です。

足裏・腰・首のアーチ構造が体の重さを支え衝撃を分散する役割を果たしているので、アーチが崩れた体はダメージを受けやすいのです。

図Aは下腹〜腰に力が集まって他はゆるんでいるので疲れにくく、
動きやすい体です。
骨格が本来あるべき位置で体の重さを支えているから無駄な力みがありません。


図Bのように腰の力が抜けて骨格の位置が狂うと、骨格で体の重さを支えることができなくて、筋肉に力を入れて体を支えます。
腰(下)の力が抜けると、首・肩(上)に力が入るので動きにくく、疲れやすい体になります。

腰の形が大切なのです。

腰が図Bの形の人は、整体操法で背骨周りの筋肉の硬直をゆるめましょう。
背骨を整えて動きやすい体作りをお勧めします。

整えた体は怪我をしにくいし、筋肉が適切に働くので運動の効果も上がりますす。

急がば回れと言いますが、人体も建築も骨組みが大切です。

鍛える前に背骨を整えましょう。

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