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2019ー20 プレミアリーグ第1節 VSアストンヴィラ 試合結果

試合情報

トッテナム3-1アストンヴィラ

得点者(トッテナム)
後半28分 28タンギ・エンドンベレ
後半41分 10ハリー・ケイン
後半45分 10ハリー・ケイン

得点者(アストンヴィラ)
前半9分 ジョン・マッギン

スタメン

交代
後半19分 8ハリー・ウィンクス→23クリスティアン・エリクセン
後半43分 11エリク・ラメラ→14ジョルジュ=ケヴィン・エンクドゥ
後半47分 28タンギ・エンドンベレ→29オリヴァー・スキップ

リザーブ
GK
22ガッサーニガ
DF
24オーリエ
MF
12ワニャマ
15ダイアー

試合内容

 ついに始まった2019ー20シーズンのプレミアリーグ。昨シーズン4位でフィニッシュしたスパーズは、チャンピオンシップを制して4年振りに昇格したアストンヴィラをホームに迎えた。
 序盤からチャンスを作ったのはホームのスパーズだったが、前半9分。ロングボールに抜け出したマッギンを捕まえきれず、シュートを許して先制点を献上する。
 その後は4-5-1のブロックを組みヴィラに対し、中央から攻め立てようとするが、フィニッシュワークまでが噛み合わずに0-1で折り返す。
 後半、システムを4-3-1-2から4-4-2へ変更。すると、絞ったSBから縦パスが供給できるようになり、一気に攻撃のリズムを引き寄せる。
 同19分にはエリクセンを投入し、攻撃に厚みをかけると迎えた後半28分。ゴール前での混戦から、ルーカスが落としエンドンベレが強烈なシュートを突き刺して同点。このゴールで試合の流れを完全に掌握したスパーズは、同41分には、ラメラがプレスバックからボールを奪いシュート。DFに当たったこぼれ球をハリーケインが落ち着いて決めて、ついに逆転に成功する。そのわずか4分後には、シソコのパスを受けたケインが再びゴールを決めて3点目。
 ホームで鮮やかな逆転勝利を見せたスパーズが好調なスタートを切った。

感想

 ということで遂に始まりました新シーズンのプレミアリーグ。このnoteでは、たまにスパーズの試合について書いていきたいと思います。全試合は書きたいのですが、川崎フロンターレに力を入れている人間なので、確実に難しくなります。飛ばし飛ばしで書いていくと思いますが、愛読して頂けたら幸いです。

 さて、試合は3-1で勝利。難しい立ち上がりを見せましたが、後半は、ビルドアップの配置などをものの見事に修正して勝利に繋げました。スパーズらしい柔軟な戦い方を披露出来たと思います。
 この試合のポイントですが、前半と後半にビルドアップの違いですね。シティ、リヴァプール、チェルシーといったチーム以外と戦うときは基本的にポゼッションが60%を越えるスパーズですが、この試合もボールを持つ時間が非常に多かったです。
 押し込まれるけど崩せない。そんなジレンマが多いスパーズですが、この試合は修正がゲームの流れを大きく変えましたね。

 前半は基本的に、後ろに3枚置いてSBが幅を取り、ウィンクスとエンドンベレが5枚のブロックの前で受けようとするシーンが多かったです。
 ですが、中央と縦を絞るヴィラのブロック前に楔を入れることができず、CBから長いボールを使ってサイドに展開して攻撃を組み立てていました。ですが、サイドに蹴っても、ヴィラのSBとインサイドハーフ(グリリッシュ)が間に合うので1対2の状況を作られ効果的なクロスやラストパスを供給することが出来ませんでした。

 そして後半の配置です。

 後半はラメラとシソコをSHにおいて、ウィンクスとエンドンベレを中盤の底で組ませた4-4-2を採用。
 ヴィラの1トップにいるウェズレイは、守備の際、そこまで深追いをしてこないので2CBで対応。そして両SBが内側に入り、SHが大きく開きました。
 この結果、5枚のブロックを幅を取る選手を意識しだし、横に大きく広がってきました。そして内側に入ったSBからボールを迎えに行くCFへと楔が入るようになり、長いボールを使わずに5枚のブロックを越える時間帯が増えてきました。
 そしてトドメはエリクセンの投入です。スパーズの頭脳とも言えるエリクセンがスペースで受けて攻撃を活性化。同点ゴールもそんなエリクセンからのクロスでしたし、かなり効いていましたね。

 そして最後はエースが仕留めるという美しい逆転劇。開幕戦から胸を打つようなスペクタクルな試合を見せてくれました。課題はまだ山積みですが、新加入のエンドンベレのゴールなど収穫できる部分は多かったと思いました。

今年はラメラが熱い

 そんな開幕戦を終えたスパーズですが、今シーズン高いパフォーマンスを見せているのがエリク・ラメラだと感じます。
 プレーシーズンからトップ下の位置でプレーすることが増えたラメラですが、豊富な運動量と巧みなボール捌きで攻撃を牽引しています。そして、ネガティブ・トランジションにも一役買ってくれています。逆転ゴールのシーンもラメラの素晴らしいプレスバックからでした。
 これまで怪我に苦しんできたスパーズの11番がいよいよ本領を発揮してくれそうですね。アルゼンチンの同胞であるロ・チェルソとのポジション争いも楽しみになところです。

COYS!!!

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