見出し画像

祇園祭の灯り

7月の半ばになると、さらに祇園祭は賑わいます。

特に山鉾が立ち並ぶ山鉾町には、宵々山、宵山(7/15、16) に、山鉾の前に飾られる駒形提灯が灯り、祭りの雰囲気が盛り上がってきます。「駒形提灯」というのは、提灯を飾った全体の形が、将棋の「駒」に似ているからとか。山鉾に飾る提灯は、それぞれに形や大きさ、デザインなどが様々です。

町内の提灯もさまざまですが、祇園地域では「つなぎ団子」と呼ばれる赤いお団子が繋がったようなデザインの提灯が下がっています。地域によって違うデザインなので、提灯ウオッチングをするも楽しみの一つです。

因みに宵々山、宵山(前祭7/14〜16、後祭21〜23)には、「屏風祭」といい、旧家や老舗が所蔵する美術品や秘蔵の屏風などを座敷に飾って一般公開します。中には国宝や重要文化財ほどの品もあり、京都の歴史と伝統を垣間見ることができます。また、京都の町屋の中を見られるのも興味深いでしょう。

こうしてあちこちと町屋を見ながら歩いていると、祇園囃子が聞こえてきて、祇園祭の盛り上がりを感じてきます。


サポートは投げ銭よりもスキの方が嬉しいです