日本人はいつから🦷歯磨きを始めたの?!
こんにちは。
美・探・純〜bitanjun〜です。
🦷かつては粉状の歯磨剤が主流だった時期があり、歯磨剤全般を「歯磨き粉」と呼ぶのはその名残
江戸の歯磨き粉は?
庶民が歯を磨く様になったのは江戸初期(1643年)に、 丁字屋喜佐衛門という商人が朝鮮人に教えて貰ったのが歯みがき粉の始まり。
日本初の歯磨き粉は、1625年(寛永2年)、江戸の商人・丁字屋喜左衛門が作って売り出した「丁字屋歯磨」。
大陸からの渡来人(韓国人)の伝を受けて製したといい、その主な成分は、「琢砂」と呼ばれるとても目の細かい研磨剤と、「丁字」「龍脳」という漢方薬を混ぜたものでした。
丁字屋歯磨の袋には「歯を白くする」「口臭を抑制する」といった効果が記されていたそうです。
ハミガキ(歯磨き粉)がなかった頃は、食後にお茶やお湯で口をすすいだり、焼き塩や米糠を使い指で歯を磨いていた様です。
江戸時代になってからは、房州砂(ぼうしゅうずな:粘土の細かい粒)に香料を混ぜて作られていたそうです。
日本に歯磨きが伝来する前も、実は縄文・弥生時代に、人々が歯を磨いた形跡が残っているという話もあります。
🦷日本人はいつから歯磨きを始めたの?
歯を磨くという習慣は、インドが始まりで最初に“歯磨き”を提唱したのはお釈迦様と言われています。
修行の最中に、弟子の口がとても臭いことが気になったお釈迦様が、戒律のひとつとして口の中をきれいにすることを弟子に指導したと言われています。
歯磨きが日本に伝わったのは仏教伝来の時。
始めは僧侶や公家など上流階級の人が身を清める仏教の儀式として行われていました。
当時使われていたのが、柳や竹の端を細く砕いて、房のようにした「房楊枝」
🦷江戸時代は歯の白さが「イケメンの条件」だった?
江戸時代の女性は、歯並びが良く白い歯の男性を好んだと言われていて、江戸の男性たちは女性にモテようと白く輝く歯を目指し、房楊枝を使って歯磨きに精を出していたと言われています。
🦷ハミガキ(歯磨き粉)”はいつから使っていたのか?
昔の日本の歯磨き剤は塩だったようですが、歯磨き剤として商品化されたのは、江戸時代初期(1643年)に丁子屋喜左衛門(ちょうじやきざえもん)の「大明香薬砂(だいみょうこうくすりずな)」が最初といわれています。
房総半島で採れた房州砂(粘土の細かい粒子)に龍脳、丁字、桂心などの薬効成分を加え、塩、貝殻粉末などを混ぜた粉状の歯磨き剤だとされています。
「丁字屋歯磨」は評判になり、房楊枝を使って歯磨きをする庶民は、瞬く間に増えていったそうです。
江戸で売られているこの粉を、お土産として買って帰る侍もいたようです。
更に、歯みがき粉を使っているかどうかで、江戸っ子か田舎者かを判別したと言われています。
高級品の歯みがき粉は、麝香で香をつけ紅でピンク色に染め江戸の名物だったのです。
明治時代になり歯磨き剤も様々な変化が始まり、水歯磨き剤が明治11年、練り歯磨き剤は明治21年に開発されました。
これは福原商店(現在の「資生堂」の前身)が作ったもので、当時はチューブ容器に入っていませんでした。
明治29年にはライオン歯磨が、明治43年にクラブ歯磨が発売され、練り歯磨き剤は、明治44年にライオンがはじめて今の様なチューブ入りの練歯磨き剤を発売しました。
「ライオン固練りチューブ入り歯磨(らいおんかたねりちゅーぶいりはみがき」が最初
ライオンの「獅子印ライオン歯磨(ししじるしらいおんはみがき)は1896年に発売されました。
このハミガキは粉状で袋に入れて売られていました。
この時代は袋入りの粉歯磨き剤が主流で、大正14年(1925年)に壽屋(現在の「サントリー」の前身)が発売した「スモカ歯磨」は潤製丸缶入り高級粉歯磨き剤として注目を集めました。
タバコ屋を中心に販売され、ヤニを取り除く喫煙者のための歯磨き剤スモカとして爆発的な売り上げを記録しました。
以来、歯磨き剤は、剤形、機能、効能・効果、品質等の改良が業界全体の弛まぬ努力で積み重ねられてきました。
昭和になってからの歯磨き剤の多くは、科学的な有効性の評価デー夕を基に、口腔保健剤としての役割を果たし、私たちのお口の健康を守るために必要不可欠なアイテムとなりました。
🦷昔は、歯を何で磨いていたのか?
歯木(しぼく)といって、柳の端を細かく砕いて房状にしたもので、歯を磨いていました。
日本独自の発想で、猿屋(さるや)が房楊枝(ふさようじ)を考案しました。
房楊枝とは柳や黒文字などの木の幹を割って小枝にし、その一端を煮て木槌でたたき房状に加工したもので、より口の中に合う形になりました。
これに注目した街の商人が京都や大阪、江戸で売り始め、庶民にも馴染みのある口腔ケア用品になったのです。
この房楊枝が、今の歯ブラシの元祖と言われています。
🦷クレオパトラも「歯磨き粉」を使っていた?
普段、何気なく使っている歯磨き粉ですが、その歴史は古く、約3500年前まで遡ります。
紀元前1500年頃、パピルスに記された古代エジプトの医学書には、世界最古とされる歯磨き粉のことが記されています。
それは「ビンロウ」と呼ばれる木の実に加え、「ハチミツ」「燧石(すいせき。火打ち石)」「緑青」「乳香」「ナイル川沿岸の土」を混ぜ合わせたもの。
当時のエジプト人は、これを歯磨き粉として歯を磨いていたと考えられています。
エジプトの歯磨き粉は医学書に書かれていたので、発明したのは医師かもしれません。
4世紀頃には、食塩、黒コショウ、ミントの葉、アイリスの花を混ぜたものを、歯みがきのために使用していたようです。
現代人には想像もつかない古代エジプトの歯磨き粉ですが、「ビンロウ」は虫下しの薬、漢方などにも用いられています。
また、ハチミツに虫歯予防の効果があることが知られており、塩は古くから殺菌、消毒に使われていることから、歯磨き粉として十分に効能が期待できたといえます。
🦷紀元前500年頃のインドでは、最初の歯ブラシ「歯木(ニーム)」が使われるようになります。
ニームの樹液のなかには歯の健康に効果のあるタンニンやフッ素が含まれています。
虫歯予防や歯肉を引き締める作用があり、歯周病の予防にも良いとされている。
🦷古代ローマでは、「ポルトガル人の尿」を歯磨き粉に使っていました。
現在も歯のホワイトニング剤の主成分は「過酸化水素」または「過酸化尿素」が用いられているのです。
古代ローマ人は「アンモニアが歯を白くすること」を知っていたのかも知れません。
🦷現在私が使っているの粉歯磨きのキラルンハミガキ パウダータイプ
コラーゲンアパタイトの専門研究所が開発した、天然アパタイト配合の粉歯磨き粉。口臭予防、歯周病、美白に効果が有るそうです。
キラルンのパウダー歯磨き粉を使い始めて2か月位になりますが、歯が徐々に白くなっている気がします。
歯科矯正をしていると磨き辛い事も有り、より一層デンタルケアには気を使う様になりました。
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