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カツ丼、桜餅、六方焼

9時10分に家を出てひがし茶屋街へ。海外からのお客さんが多い。ぱっと見たところの印象では街を歩いている人の半分以上が外国人だ。最近は特に欧米の人が多い。ガイドさんに引率された団体さんも何組か見かけた。

そそくさと茶屋街をぬけて、天神橋から浅野川の河川敷へ降りて上流に向かって歩く。お寺の境内にうわっている大木にも若葉が萌え出でる。芽吹いたばかりの若葉の黄緑が鮮やかだ。河原に座り込んでバードウオッチングしてる人がいる。向こう岸で巣作りしている白い鳥を観察していた。

鈴見橋の下を通ると、たくさんのツバメが飛び回っている。何事?と思ったら、橋桁の隙間に、たくさんのツバメが巣を作っている。最近は民家の軒先で巣作りするのが難しそうだから、こんなところで作るようになったのか。確かに橋の裏側なら、下は川が流れているので、下から襲われることもなさそうだ。

田上から県立図書館に向かう坂を登る。坂の途中の崖下に桜の木がポツンと1本だけかろうじて花を残していた。

崖下の桜

県立図書館から小立野の旧街道を石引の交差点まで歩く。そこから犀川の方へ下っていく。下菊橋を渡った突き当たりの小路を入っていくと、寺町台地を直登する長良坂がある。地名の由来を記した石碑には、この坂は犀川からの風が吹き上げるので「吹上」とも呼ばれると書いてあった。吹上という名前のとおり、坂を登っていると川からの風がすーっと追い越していく。夏場はは涼しそうだ。

長良坂

寺町の通りを、広小路に向かって歩くと、左側に和菓子の戸水屋がある。今日はどんなお菓子があるか覗いてみると、定番の六方焼、桜餅、うぐいすもち、ぼたもちが商品ケースにある。ちなみに、店先の商品ケースには、それぞれのお菓子はひとつしか置いていない。店頭においてるのはサンプルで、注文を受けてから奥で仕上げて持ってきてくれるシステムだ。

桜餅二つと六方焼二つお願いする。しばらく待っていると、奥から経木につつんだお菓子をもってきてくれた。「桜餅も六方焼きも、今シーズンは明日でおしまいなの。」と教えてくれた。

寺町5丁目の交差点を泉ヶ丘方面に折れて、沼田から路地を入って「梅の屋」へ向かう。梅の屋は、うどん・そば、丼物、ラーメンに焼きめし、定食などがある昔ながらの食堂。今日はカツ丼を食べた。揚げたてのカツをあっさりしたお出汁で煮込んで卵でとじるタイプ。つゆだく。こういうのがいい。

梅の屋
かつ丼

戸水屋の桜餅を買ったので、香林坊から金沢市が運営しているシェア自転車「まちのり」で急いで帰宅した。

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