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ハンドドリップ

コーヒーのハンドドリップ用のヤカンを買った。

今までは普通のヤカンから直接注いでいた。当然注ぐ量を細やかにコントロールしにくい。朝、寝ぼけ眼でドバドバと注いでしまうこともある。糸のように細くお湯を注ぐためには、細心の注意が必要だったけれど、細い注ぎ口のヤカンを使ってみたら、簡単にいい具合に注ぐことができる。早く買うべきだった。

ヤカンを買ったらコーヒーを淹れるのが楽しくなって、粕谷哲さんの「4:6メソッド」に則っていろいろ試している。

「4:6メソッド」とは、ざっくり言うと豆の3倍の重さのお湯を5回注いでコーヒーをいれる方法。最初の2回で全体の40%のお湯を、後半の3回で60%のお湯を注ぐ。酸味を出したい時は、1投目を少なめに2投目を多めに。濃いコーヒーが好みなら、後半の60%を3回に分けて注ぐ。薄いのが好みなら、後半の60%を2回もしくは1回で注ぐ。

同じ豆でも、お湯を注ぐやり方がちがうと味が全然違う。何回に分けて注ぐか、注ぐ量をどう配分するか。抽出の時間。お湯の注ぎ方だけでも、これらの要素を組み合わせると味が変わる。

粕谷さんが使っている、一つ穴のドリッパーとガラスサーバーも買った。ハンドドリップ専用のタイマー付きの秤もあるといいそうなのだが、今は家にあるデジタル秤と、キッチンタイマーで代用している。

家にあったスターバックスの豆は深煎りで細かく弾いてあって、今までは苦い苦いと思いながら飲んでいたが、1投目を少なめに、後半60%を一度でそそいだら随分飲みやすくなった。

うまくおだてられているだけのような気もするが、妻にも好評で、おいしい、おいしいと飲んでくれている。そのうちにグラインダーも買って豆を引くところから自宅でやってるかもしれない。影響されやすいタイプだ。

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