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地震を調べて備える

能登半島地震で被災された方々、本当に心よりお見舞い申し上げます。

もしかしたら、近くの県に行くかも知れない予定もありましたが、予定変更で、まったく地震の揺れすら感じることのない地域で休んでいたので、俺自身は何も被害は無かった。

これは、本当に運が良かっただけであり、日本に住んでる限りはどこで被災するか分らない。

なので、こんな時は自分には関係ないと思ってニュースを見るだけじゃなく、いつか自分の身に降りかかる災害と想像しながら、過ごすのが結局は自分のためになる。

しかし、そんな事などお構いなしに、被災者を偽り、支援を求める詐欺も横行してるみたいだ。

そんな俺も、お見舞い申し上げますと綺麗事を書きながら、暖かい暖房の効いた部屋でベッドに横になりながら、この記事を書いてる。

所詮は他人事だという自分の醜い心もちゃんと書かないと、本当の意味での誠実さはないだろうと思って、それもちゃんと書く。

実は、俺は2016年の熊本地震を経験した人間だ。実家からはかなり離れてたのだが、訳あって、ちょうどその時に熊本の近くにいたのだ。あの時、人生で初めて、このまま死ぬかも?と思った。それほどの揺れだった。

一番怖かったのが、阿蘇山の噴火で、本当に詳しく噴火ついて調べた。1番大きな噴火の破局噴火は阿蘇山では、約9万年前に起こった。

これが起こると、火砕流により700万人が瞬殺だ。東京には約20センチの火山灰が積もり、北海道と沖縄以外のライフラインが停止すると言われている。

火砕流のスピードは時速100キロと言われ、これはとても逃げ切れないと絶望したのを覚えてる。

緊急地震速報がしょっちゅう鳴り響き、生きた心地のしない日々を過ごしたのを覚えている。

次に心配されるのは、有名な南海トラフの地震だ。過去に起こった南海トラフ地震を振り返ると、日本最古の歴史書である、日本書紀に複数の記述がある。

最初は西暦416年だ。次は西暦599年。次は西暦684年で、これは記録として詳しく書いてある南海トラフ地震と推定される、白鳳地震と言われる地震だ。

そして、この白鳳地震から1339年間に、南海トラフでの大規模な地震は13回発生していて、その頻度は103年に1回の割合で南海トラフ地震が発生してることになる。その13回の内の8回が東海地震などの後に南海地震が連続して発生してるのだ。

前回の南海トラフ地震は、1707年の宝永地震と言われるもので、それから316年も南海トラフ地震と言われる地震が起こってない計算になる。この前は1339年間で13回も起こってて、頻度は103年に1度だったわけだから、最後の南海トラフ地震から316年間起こってないと聞くと、なんとも不気味だ。

そして、前回の宝永地震の49日後には富士山も噴火したのだ。

俺が2016年に経験した熊本地震での不安、連動して阿蘇山も噴火するのでは?という不安が、南海トラフ地震が起こった後の、富士山にも当てはまる。

富士山の噴火で調べてみると、これもまた目の前が真っ暗となりそうな研究結果が並ぶ。

富士山の噴火も、前回の南海トラフ地震、宝永地震の時から噴火してない。このまま噴火しないのでは?という質問に、研究者は当たり前のように、そんな事はありません、必ずいつか噴火します!と断言する。

ちょー怖い!もっと言葉選んでよ!と言いたくなる。

火山の研究者が、必ず噴火します!だなんて、断言するほど、火山の噴火は当たり前なのか?

とにかく、南海トラフ地震もいつか起こるし、富士山も必ず噴火するそうだ、じゃあ、どうやって災害に備えればいいのか?

住む場所は変えれる。これが1番確実なのか?

地震の少い国は、マレーシア、ブラジル、オーストリア、イギリス、フランス、ドイツ、カナダなどがある。マレーシアは周辺に活断層がないため、地震や津波は起こらないそうだ。  

しかし、海外は言葉は通じないし、治安も心配だから、やはり日本がいい。地震が少い県はどこだ?と調べたら、佐賀県と出た。しかし、九州は阿蘇山もあり、雲仙岳もある。

特に阿蘇山はやべー!世界のスーパーヤバい火山のランキングの第4位に君臨してるのが、阿蘇山だ。その阿蘇山の近くに引っ越すのは、熊本地震を経験した身からするとトラウマが蘇る。

となると、もう日本に住む限りは地震や火山から逃げるのは無理そうだ。

こうやって書いてたら、日航機が炎上というニュースだ。

2024年とはなんという年だと、みんな騒いでる。俺も、新年早々どんよりとした気持ちになってるが、やはりどこかで他人事のような気持ちで、暖房の効いた部屋でヌクヌクと過ごしてる。被災地では停電して寒い思いしたり、トイレすらまともに使えない人がいるにも関わらずだ。

でも、自分のそんな他人事の気持ちを偽ってまで、他人に寄り添う言葉は書けない。人に良い人間だと思われようと書いた薄っぺらい言葉など、簡単に見てる人には見透かされる。世間の大多数の人は、そんな言葉に騙されるほど、愚かではない。

俺は、力のない人間が無理してまで人を救おうとするのは、逆に相手を苦しめて不幸にするというのを嫌というほど味わった。だから、自分のできる事、自分の言える本音の言葉で、今の苦しい状況の人に寄り添うことしか出来ない。

だから、自分の経験した熊本地震の体験を書いたり、これから起こるであろう、南海トラフ地震の事を調べて書いたりした。

もしかしたら、これを見た人が今後、地震や火山について調べたり、気を付けようと思うかも知れないからだ。俺のような人間に出来るのはこれぐらいだ。

後は、コンビニにでも行った時に少しでも募金しようと思う。自分の生活に支障の出ないように、自分の出来る事をする。


これが本当に自分の出来る、誠意ある言葉と行動だと思う。

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