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【心に染み入る】松本隆の歌詞【音楽】

大好きなアーティスト、松本隆さん。作詞家として有名です。

今回は松本隆さん作詞のぐっとくるフレーズをご紹介。

松本隆さんは日本のバンドスタイル、日本語ロックを確立させた「はっぴいえんど」のドラマーでした。

解散後は元メンバーの細野晴臣や大滝詠一の作詞をしつつ、その他メジャーなアーティストにも提供。

そんな功績の一部、特に私がグッときた歌詞をご紹介します。

風をあつめて はっぴいえんど

「伽籃とした 防波堤ごしに 緋色の帆を掲げた都市が
 碇泊してるのが 見えたんです それで ぼくも
 風をあつめて 風をあつめて 風をあつめて
 蒼空を翔けたいんです 蒼空を」

はっぴいえんどの代表曲、「風をあつめて」より。
日本語って美しいなあ。こんなにも叙情的な詩を歌にのせるなんて。はっぴいえんどの中でもそういった観点からみると抜群です。そら今も歌い継がれるわ。

君は天然色 大滝詠一

「思い出は モノクローム 色をつけてくれ
 もう一度そばに来て 華やいで 麗しのカバーガール」

元メンバーがソロになってからの作詞。
はっぴいえんどから一転、シティポップの代表格となった大滝詠一のサウンド。しゃれてます。今聞いても新鮮。ダサくない。そら今でもアニメのOPに起用されるわ。


星間飛行 中島愛

「身体ごと透き通り 絵のように漂う 
 けし粒の生命でも 私たち瞬いてる
 魂に銀河 雪崩れてく」

アニメ、マクロスフロンティアでヒロインのランカ・リーが歌う「星間飛行」今作は宇宙が舞台となっており、それにそった歌詞が最高。侮りがたしアニソンです。そら異星人もヤックデカルチャーなるわ。


君に、胸キュン YMO

「君に胸キュンキュン 夏の印画紙
 太陽だけ焼きつけて
 君に胸キュンキュン ぼくはと言えば
 柄にもなく プラトニック」

ジャパニーズロックの基盤を作ったはっぴいえんどの中心、細野晴臣が今度はジャパニーズテクノの基盤となるYMOを作りました。YMOは後期になるとヴォーカルの入った楽曲も作ります。そこへやはり松本隆へオファーが。夏の印画紙って。思いつきます? すごいセンス。そら時代を超えてCM起用されるわ。


瞳はダイアモンド 松田聖子

「映画色の街 美しい日々が
 切れ切れに映る
 いつ過去形に変わったの?
 あなたの傘から飛びだしたシグナル
 背中に感じた
 追いかけてくれる 優しさも無い」

映画色の街ってなんだかわからないようで、わかる。この絶妙なニュアンスがたまりません。この後、サビの入りの歌詞も染みます。松田聖子への作詞は名作揃い。可愛いだけじゃなく、曲の詞もいいなんて。そら聖子の曲売れるわ。


木綿のハンカチーフ 太田裕美

「いいえ 星のダイヤも
 海に眠る真珠も
 きっとあなたのキスほど
 きらめくはずないもの きらめくはずないもの」

こちらの歌詞は、男女が交互に想いを伝えあうという構成。田舎から状況した男性が都会へ出て、田舎へ残った恋人へと流行りの指輪を送るといったメッセージに対する女性のアンサー。松本隆さんは、空や海など、自然を絡めてロマンチックに表現することに長けていますね。そら、男性も女性もバンドスタイルも、なんなら歌手じゃない人にもカバーされるわ。


硝子の少年 KinKi Kids

「雨が踊るバス・ストップ
 君は誰かに抱かれ
 立ちすくむぼくのこと見ない振りした」

なんとドラマチック、なんとトレンディー。甘い歌詞です。
冒頭にこの詩をもってくることで、「お、このキンキは一味違うぞ」と感じさせられます。そら作曲は山下達郎が務めるわ。


ROBOT 榊原郁恵

「愛してるとひと言
 つぶやくだけでいいのよ
 この心も手足も 思うままに動くわ
 お気に召すまま そうよ私ROBOT」

一部しか紹介しませんが、この曲の詞は本当に素晴らしい。ロボットの目線と、ラブソングの究極の融合です。宇宙を絡めたお洒落表現もあります。パーフェクト。今でこそアレクサやSiriがあるため、AIやロボットのようなテクノロジーは身近ですが、当時はまだまだ先の未来。ロマンがあったのです。そらインスタで2020年に感動秘話出てくるわ。



いかがでしたでしょうか。
いろんな種類のアーティストに提供していますね~。
ほんともう、天才かよ。

松本隆さんは私にとって、「かっこいい東京の人」代表です。日本の音楽にイノベーションを起こした一人でもあります。日本語ロック論争に真っ向勝負したという話も。この人なければ、今日の「詞を聴かせるタイプ」のアーティストもいなかったのではないでしょうか。
そんな人がこれまで生んだ詞の数々。グッときます。

みなさんのおすすめの曲があればコメントで教えてください。

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