「ザ・メニュー」ストーリーは表面だけではなく…
映画「ザ・メニュー」を鑑賞しました。
予告だけでは、どんな映画か少しわかりにくい今作。
サスペンスフルな作品あることだけは、かろうじてわかります。
「今人気の俳優、アニャ・テイラー・ジョイが出てるからとりあえず観とくか…。」
って人もいらっしゃるのではないでしょうか。
私は日本で封切となった日に観てきたのですが、結論、表面上のストーリーはよくわかりませんでした笑
そこで、今回の記事では、「ザ・メニュー」について、どのような映画かを把握するための予備知識を紹介します!
観た上でよく分からなかった人にも、おすすめの記事となっております。
是非お読みください👇👇
STORY
ただのハッピーな料理映画ではないことは明らかですね…笑
アニャ・テイラー・ジョイ
やはり特筆せずにはいられないのが、今最も勢いのある俳優のひとりである主演のアニャ・テイラー・ジョイ。
唯一無二の表情やファッションセンスで、圧倒的な存在感を放ち、今やハリウッドで引っ張りだこです。
私が初めて彼女の作品を観たのは「ウィッチ」でした。
ついで「ラスト・ナイト・イン・ソーホー」
先日は「アムステルダム」でも。
魔法のような無垢さで観る者を困惑させたり、
ロンドンの街を彩る美女として誘惑したり、
性悪な義姉・妻として憤怒させたり…、
今作ではどのような役を演じているのか。
あらたなアニャ・テイラー・ジョイをお楽しみください!
めちゃくちゃ素敵ですよ。
レイフ・ファインズ
レストランのシェフを務めるのは、レイフ・ファインズです。
物語のなかで最も重要なカギを握る人物。
詳しくはブログにて👇👇
監督マーク・マイロッド
マーク・マイロッドはこれまでに、
「アリ・G」(2003年)
「ビッグホワイト」(2005年)
「運命の元カレ」(2011年)
を監督しました。
いずれも、コメディ感強めの作品です。
今作「ザ・メニュー」は、一見本格サスペンス作品ですが、要所要所にコミカルなシーンもございます。
ですので、人が死んだり血が流れるシーンはあるものの、なんとなく肩の力を抜いて鑑賞した方がよいのかもしれません。
シェフ=監督
また、物語を紐解く鍵として、表面上のストーリーだけを観るのではなく、レイフ・ファインズ演じるシェフを、映画監督に移し替えて観ると、立体的に作品を感じることができます。
金持ちや成金、料理評論家や自称グルメや芸能人に下品に消費される料理。
料理を映画作品に置き換え、さらにシェフを映画監督に置き換えてみましょう。
そうすれば、結末にも何となく納得できるはずです。
これは、デイミアン・チャゼル監督の「LALALAND」や、ジョーダン・ピール監督の「NOPE」なども同系統であると、私は思っています。
映画監督の葛藤を表す作品であると思えば、難解な作品や一見奇妙なストーリーも、味わい深くなります。
今日の映学
最後までお読みいただきありがとうございます!
「ザ・メニュー」は、アニャ・テイラー・ジョイの魅力を味わえるだけでなく、映画作りの葛藤も描いた作品です。
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