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「ザ・メニュー」ストーリーは表面だけではなく…

映画「ザ・メニュー」を鑑賞しました。

予告だけでは、どんな映画か少しわかりにくい今作。

サスペンスフルな作品あることだけは、かろうじてわかります。

「今人気の俳優、アニャ・テイラー・ジョイが出てるからとりあえず観とくか…。」

って人もいらっしゃるのではないでしょうか。

私は日本で封切となった日に観てきたのですが、結論、表面上のストーリーはよくわかりませんでした笑

そこで、今回の記事では、「ザ・メニュー」について、どのような映画かを把握するための予備知識を紹介します!

観た上でよく分からなかった人にも、おすすめの記事となっております。

是非お読みください👇👇

STORY

太平洋岸の孤島を訪れたカップル(アニャ・テイラー=ジョイ、ニコラス・ホルト)。お目当ては、なかなか予約の取れない有名シェフ(レイフ・ファインズ)が振る舞う、極上のメニューの数々。 「ちょっと感動しちゃって」と、目にも舌にも麗しい、料理の数々に涙するカップルの男性に対し、女性が感じたふとした違和感をきっかけにレストランは徐々に不穏な雰囲気に。 なんと、一つ一つのメニューには想定外の“サプライズ”が添えられていた… 。果たして、レストランには、そして極上のコースメニューにはどんな秘密が隠されているのか?そしてミステリアスな超有名シェフの正体とは…?

公式サイトより引用

ただのハッピーな料理映画ではないことは明らかですね…笑

アニャ・テイラー・ジョイ

やはり特筆せずにはいられないのが、今最も勢いのある俳優のひとりである主演のアニャ・テイラー・ジョイ。

唯一無二の表情やファッションセンスで、圧倒的な存在感を放ち、今やハリウッドで引っ張りだこです。

私が初めて彼女の作品を観たのは「ウィッチ」でした。

ついで「ラスト・ナイト・イン・ソーホー

先日は「アムステルダム」でも。

魔法のような無垢さで観る者を困惑させたり、

ロンドンの街を彩る美女として誘惑したり、

性悪な義姉・妻として憤怒させたり…、

今作ではどのような役を演じているのか。

あらたなアニャ・テイラー・ジョイをお楽しみください!

めちゃくちゃ素敵ですよ。

レイフ・ファインズ

レストランのシェフを務めるのは、レイフ・ファインズです。

物語のなかで最も重要なカギを握る人物。

詳しくはブログにて👇👇


監督マーク・マイロッド

マーク・マイロッドはこれまでに、

「アリ・G」(2003年)
「ビッグホワイト」(2005年)
「運命の元カレ」(2011年)

を監督しました。

いずれも、コメディ感強めの作品です。

今作「ザ・メニュー」は、一見本格サスペンス作品ですが、要所要所にコミカルなシーンもございます。

ですので、人が死んだり血が流れるシーンはあるものの、なんとなく肩の力を抜いて鑑賞した方がよいのかもしれません。

シェフ=監督

また、物語を紐解く鍵として、表面上のストーリーだけを観るのではなく、レイフ・ファインズ演じるシェフを、映画監督に移し替えて観ると、立体的に作品を感じることができます。

金持ちや成金、料理評論家や自称グルメや芸能人に下品に消費される料理。

料理を映画作品に置き換え、さらにシェフを映画監督に置き換えてみましょう。

そうすれば、結末にも何となく納得できるはずです。

これは、デイミアン・チャゼル監督の「LALALAND」や、ジョーダン・ピール監督の「NOPE」なども同系統であると、私は思っています。

映画監督の葛藤を表す作品であると思えば、難解な作品や一見奇妙なストーリーも、味わい深くなります。

今日の映学

最後までお読みいただきありがとうございます!

「ザ・メニュー」は、アニャ・テイラー・ジョイの魅力を味わえるだけでなく、映画作りの葛藤も描いた作品です。


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