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「フェイブルマンズ」予習記事【スピルバーグって実は】

世界最大の映画監督は、こうして生まれた

映画「フェイブルマンズ」がいよいよ今週末3月3日に公開となりました。

今作は、世界一有名と言っても過言ではない映画監督スティーブン・スピルバーグの自伝映画です。

そこで、今回の記事では、「フェイブルマンズ」をより楽しく鑑賞するために、スティーブン・スピルバーグ監督に関する情報や、映画の見どころをネタバレなしでお伝えします!

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スピルバーグのすごさ

スティーブン・スピルバーグ監督が何よりすごいのは、ヒット作の多さにありますが、そのヒット作の内容が娯楽映画から社会派映画まで幅広くカバーしている点にあります。

「E.T」や「インディ・ジョーンズ」、「ジュラシック・パーク」など、娯楽系の映画が特に有名ですが、「シンドラーのリスト」や「プライベート・ライアン」など、社会派ドラマや戦争映画も素晴らしい作品が多いです。

ちなみに、「ポルターガイスト」というホラー系作品も秀逸です。

多様なジャンルの理由

では、なぜそこまで多様なジャンルの映画を撮影したのかというと、それは監督自身が怖がりだからだそうです。

その昔、臆病だったスピルバーグ少年。

母親に「これは映画だから怖くないのよ」と言われたことが今なお根底にあり、怖さを克服するために映画を作った結果、様々なジャンルを作ることになったという訳ですね。

サメが怖いから「JAWS」を。

恐竜が怖いから「ジュラシックパーク」を。

宇宙人が怖いから「未知との遭遇」を。

差別や戦争を克服するために「シンドラーのリスト」を。

実はこの怖さを乗り越えるために創作するというのはホラー小説の巨匠スティーブン・キングも同じなのです。

もし、「フェイブルマンズ」を観にいく方で、社会派やホラー系、戦争系のスピルバーグ作品を観たことがない人はぜひ見てみてくださいね。

スピルバーグはこんな人

ここからは、スピルバーグ監督がどんな人かを解説していきましょう。

ユダヤ系アメリカ人

スピルバーグ監督はユダヤ系アメリカ人です。(〇〇バーグという名前はユダヤ人が多く、映画業界もまた、歴史的にユダヤ系の人が多いです)

「インディ・ジョーンズ」を注意深く観ると、そのあたりの宗教観がよくわかりますよ。

「シンドラーのリスト」もユダヤ人であることが強烈にフックしている作品です。

少年時代は、ユダヤ人ということで学校でいじめに遭います。

また、学習も苦手で、LDやASDだと自らおっしゃっていますね。

そのため、学校には通わず、映画の世界へ進んでいく道を選んだそうです。


技術者の父とアーティストの母

コンピューターを開発する会社に勤める父と、アーティストとして活躍していた母の間に生まれます。

映画の中で革新的な技術を用いる点には技術者らしさを感じるし、人々を感動させるのが上手い点にはアーティストである母のよいところを継承しているように感じますね。

映画の予告を観る分には、母親から愛情を受けて育ったように思えますが、パーフェクトだったわけではありません。

なぜなら母親は、家庭生活に満足しておらず、鬱屈した日々を過ごし、子どもたちを置いて、夫の親友と駆け落ちしてしまうのです。

スピルバーグ監督が、母親からの注視してほしくとも、対する母は心ここにあらずといった雰囲気は「E.T」を観るとよく分かりますよ。

「フェイブルマンズ」でこのあたりがどう描かれるのか、監督自身のストレートな本音はどういったものであるのか。

非常に気になるところです。

実名でない理由・今公開する理由

さて、「フェイブルマンズ」はスティーブン・スピルバーグの自伝映画ですが、主人公はサミー・フェイブルマンという名前です。

なぜ実名にしなかったかという点と、今このタイミングで公開される理由を知ると、この映画がグッと深まります。

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創作力の危うさ

「フェイブルマンズ」では、彼のような天才的な創作力は、素晴らしさと同時に危うさもあるということを伝えています。

とても興味深いテーマですよね。

このあたりは私も、鑑賞後に詳しく考察していきたいと思います!

私が好きなスピルバーグ作品

最後に、私が好きなスピルバーグ作品のリンクを貼っておきます。

どちらも非常にオススメですので、興味のある方はご拝読ください!


今日の映学

最後までお読みいただきありがとうございます!

映画「フェイブルマンズ」をより楽しく鑑賞するための予習記事でした!

どのように世界最大の映画監督が生まれたのか、劇場で確かめにいきましょう👍

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