「バニシング・ポイント」自由な野郎がヒーローだった時代
自由は憧れであり、希望だった。
映画「バニシング・ポイント」を鑑賞しました。
現在、全国の劇場で4Kリマスター版が公開されています。
1971年に公開された作品ですが、私は今回が初めての鑑賞でした。
アメリカでは今なおカルト的な人気をもつ作品です。
今回の記事では、映画「バニシング・ポイント」の見どころを紹介します!
ブログでは写真付きでより充実した内容を公開しております👇
STORY
まずは、今作がデジタルリマスターされるほど人気の高い点について解説します。
著名人ファン多数!
今作は日本のみならず、世界的にも大変人気のある作品です。
「カー・アクションの頂点」「史上最高のロードムービー」「カウンターカルチャー映画の重要作」などと称されることが多い今作。
スピルバーグとタランティーノも大好きとは驚きですよね!
また、音楽も非常に魅力的であるため、アーティストからもリスペクトされているようです。
音楽がカッコイイ!
「バニシング・ポイント」では、ニューロックと呼ばれるジャンルの音楽がたくさん流れます。
ニューロックというのは、それまでのブルースやカントリーといったジャンルの制限にとらわれることなく、音色や音量、歌唱法や演奏形態、曲の長さなどに、より自由な感覚と技法を導入した音楽で、主に1970年前後の音楽を指します。ハードロックが含まれるケースも。
「バニシング・ポイント」で使用されるのは以下の曲目です。
ちょっと、私は勉強不足でほとんど知りませんでした笑
ニューロックのイメージとしては、グラウンド・ファンク・レイルロードやクリーム、フリーあたりの雰囲気をイメージしていただければ、映画で流れる音楽の雰囲気が何となくわかるかと思います!
テーマソングであるキム&デイヴの「バニシング・ポイント」は最高です。
ブログにて曲の動画を掲載しております👇
ここに注目!
ここからは私が観て感動したポイントをお伝えします。
出会いの楽しさ
「バニシング・ポイント」は、ロードムービーとしての評価が非常に高いです。
主人公コワルスキーの魅力はもちろんなのですが、その他の道中で出会う人々も大変魅力的です。
盲目のラジオDJ。ガラガラヘビを捕まえる老人。全裸で砂漠を駆けるバイク少女。
どのチャプターも印象に残ります。
自由を求める時代
「バニシング・ポイント」が公開されたのは、1971年。
ベトナム戦争真っ只中です。
アメリカはカウンターカルチャーの全盛期。
反戦やヒッピーカルチャーなど、若者が自由を求めてラブ&ピースを叫んだ時代でした。
そのため、「バニシング・ポイント」では、警察に追われることを気にかけず、自由に疾走するコワルスキーに人々は熱狂し、応援したという訳です。
少し、フォレストガンプの終盤に似ていますね。
こういったカウンターカルチャーを題材にしたテーマの作品は心揺さぶられます。
私は大好きです。これらの作品も大好き👇
実はあのホラー映画の金字塔「エクソシスト」も、カウンターカルチャーをもじった作品なんですよ。
今日の映学
最後までお読みいただきありがとうございます!
映画「バニシング・ポイント」の解説をお届けしました。
ハチャメチャなようで、心に迫るものがある、素晴らしい作品です。
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