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いくつになっても。

 注射は苦手です。いつも目を閉じています。

 いや、痛みには強いんですけど、針が皮膚に刺さる瞬間なんて…あり得ない。ああ、そんなものを…何ということでしょう…

 痛みには強いんです(2回目)

 時期的もあり、インフルの予防接種を受けて来ました。子供達は午後から受けさせるので、今日も慌ただしくなります。医療機関の関係者の方には恵まれています。かかりつけ医は持つべきですね、現代は。今年はワクチンの配給量が例年より少ないとかで、ワクチンを受ける枠を獲得するのが厳しそうとは聞いていました。ネット予約とか、常に満員で取れない。個人的には、流れに任せて、騒いでもどーしようもないことは、どーしようも出来ないから、シビアに静観するを肝に。でも、そういうので焦ってしまう人達も一定数居るはずですね。やっぱり、客観的視野は大切で、騒ぎに飲み込まれないように気をつけなくては。そんなことを感じました。

 ついでに血も苦手だし、針の痛みもなくなればいいのに(あれ?痛みには強いと言ったのにね)

 医療技術が進歩した。

   白血病も不治の病ではなくなりつつある現在。母親が亡くなった時代は、病名を告げられたらイコール死は避けられない暗黙の事実でした。骨髄移植も初期の頃。人類は凄いと思う。そして、母親を見送って、自分が生きている間に、母親を襲った病気が完治するようになったこと、完治して無事に生還した人達を、この目で身体で見届けられることに、非常に感謝しています。あの時、辛く悲しかった記憶を更新出来たこと、これは、わたしにとって重要なことでした。その病気を克服出来なかった人達の歴史も、全て含めて、とても意味のあること。なかなか答えが見つけづらい世の中で、答えを見つける幸せというものが確実に在る。

 母親を亡くした時、幼いながらも、ある誓いを立てて生きて来ました。どんなに悲しくて辛くとも、これから自分が生きる未来は、亡き母親の分も合わせて、ひとつの身体でふたりぶん生きてやると。気が強い子と言われたけれど、それは自分を奮起させる御守りのようなもので、エンジンになった。

 と、いうような話しを、看護師さんと話しの流れでしていたら、看護師さんが泣いてしまいました…ごめんなさい。泣かせるつもりは全くありませんでした。でも、こういう話しを話せることは幸せ。聞いて貰えるのも幸せ。これも姿は見えなくても、"母が生きている"という紛れもない証だから。

 寒くなりましたね。皆さまも、くれぐれも身体を大切にして、ご自愛くださいませ!


 



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