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ファッションジャーナリスト 大内順子という生き方。

大内順子さん。
あの、フランス女優のような大きなサングラスに、
細身ながらも、デコラティブな服も着こなしてしまうセンスを持った、稀有な女性でした。

「ファッション通信」での、あのナレーション…
(現在ではありません)
芯の強さを感じさせながら、とても穏やかな声。

どんなデザイナーであっても、その意図してる表現の偶像を的確に掴み、理解して、瞬時に伝える。自身の置かれた立場に、関わる全ての人達に、常に感謝を忘れない。

(それだけに、自己研鑽を怠らない人だった)
ファッションジャーナリストという世界だけに留まらずに、服を纏うことの真髄を教えてくれた。

「ファッションとは、日常に在るもの」

尊敬し、影響を受けたひとりである。
(日本のメディアでは、一番最初に、シャネルの取材をした人でもあります)

大内順子/ファッション評論家・ジャーナリスト
青山学院大学卒、新聞、雑誌その他に執筆。
TV番組の企画、出演。講演・催事のプロデュース・アドバイス。2001年、仏政府より芸術・文化勲章オフィシェ賞を受ける。


(毛布にくるまり至福の時間)


アパレル業界、好きで望んだ世界だったから、
大変でも、とても楽しかった。

ただ、働くということはイコール生き方でもあったりして、悩みました。俯瞰的に物事を考える性格もあり、あまり外部からの圧力に屈することは、少なかった。(と、思う)

女の敵は、オンナ」の攻撃も、経験しました。

実際には、人知れず、血の滲むような努力を重ねたにも関わらず、ねたみ、そねみ、「嫉妬」という渦に飲み込まれそうになったことは、数え切れない。

『貴女は背が高いから、気に入らない!』
(エッ?関係ないよね?って言葉も…)

辛くても、継続は力なりを忘れず、努力は怠らない。慣れから傲慢にならないように…


確かに、「同じ土俵に上がらないこと」でした。


受けて立つ?それとも逃げる?

私は、嫉妬されたら「逃げるが勝ち」だと思っています。

受けて立ったところで、最悪の場合、あなたが打ちのめされてしまう可能性だってあります。

両者がたたかいに疲れて、共倒れになることだってあるでしょう。

幸運にも、あなたが相手を打ち負かしたとしても、いい気分は決して長続きしないものです。

なぜなら、誰かを犠牲にして得たという記憶が、あなたの心に罪悪感を植えつけるからです。

「たたかわない生き方」より

もっと、早くに読みたかった。
でも、ほぼ同じことを考え、守ってきました。

なんで悪いことをしていないのに逃げなくちゃいけないの?』

攻撃をしかける人というのは、いつもターゲットを探しています。

あなたが目の前から去ったり、感じないとわかったら、別の人へ矛先を向けるでしょう。

そうして、いつの間にか周りから
『あの人はちょっとね……』
と思われるようになるものです。

あなたから刃物を 振り回しにいかなくても、大丈夫。いずれ周りがわかってくれますから。

(男の嫉妬、女の嫉妬 本文より)


人生に通じるものがあるので、
これからも、紹介して行きたいと思っています。

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