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ピアノ、ソロ、上野日和。

 久しぶりのピアノ。フジコ・ヘミングさんのソロコンサートを聴きに行って来ました。
場所は上野の東京文化会館。ここ三年くらいは控えていたから楽しみで楽しみで、昨夜はなかなか寝れなかった。

 今回は、正面三階の席でした。


前回は一階の最前列の右側の席でした✨あまりに近すぎてちょっと…(贅沢だけど)だったので今回はベスト✨上から演奏する姿が望めました✨


 こういうコンサート会場には余裕持って入場したいタイプです。その場の雰囲気を損いたくないので。一時間前に到着し、のんびりと座ってました。


曲目は好きなのばかり✨事前にチェックはしていましたが、実際に手にすると気分も上がる🥹💕紹介文に添えられた写真が素敵✨


 シューベルトで始まってから、ショパンの「ノクターン」、「別れの曲」、「革命」でもう目頭が熱く胸も熱くなり『この空間は現実なのだろうか?』とまで思ってしまいました。勝手に自分の歩いて来た人生を遡ってみたり、何故かフジコさんのピアノは感情を揺さぶられるのです。口からの言葉ではない演奏する楽器で話しかけられている不思議な感覚。

 あっという間に前半が終わり、フジコさんの挨拶が……

「わたしのピアノに沢山の拍手をありがとうございます。前日は良く眠れなくて、寝不足の状態です。さらに耳も半分しか聴こえていません。足も痺れていて歩きづらくて、もう老いぼれで嫌になっちゃう。後半のリストは難しい曲だから、どうなるかは、ちょっとわかりません(笑う)」

 今回はピアノの席に着くまで介助の方に手を添え支えられながらの入場だったことに(その後はカートで移動)正直、驚いてしまいました。前回の時はスタスタと歩き回っていたのに。89歳である事実にも。
 でも、ピアノを目の前に腰を下ろすと、一気に力強く演奏をするその変貌ぶりに息を飲んだ観客はわたしだけでは無かったと思います。

永遠に輝き続ける孤高の天才ピアニスト

 素晴らしかった。
「ラ・カンパネラ」がまた聴けて良かった。

魂のピアニストだから✨
宝物✨


約一時間半の🎹旅でした。
また行きたい♪

そして……帰りは


ひと口食べてしまい慌てて撮ったクリームあんみつ✨美味しかった〜💕餡子のキメ細かさと丁度良い甘さ✨白玉のもっちりな柔らかさと✨求肥とみつ豆と寒天のバランス✨
アトレに分店があるんだけど、其方じゃなくて
上野に訪れたならば😊こちらの本店で、あんみつを食べるのがお決まりです。ウェイトレスさんの制服がレトロでいい(紺色白襟)✨白い三角巾とハイソックス🧦を合わせてるのも✨


またきっと近いうちに✨🎶
街頭が灯り始めた時間帯✨ゆったりと通りの賑わいも増す。
車の中を見てみたい✨
良く歩く日✨スニーカーは白/ゴールドのスタンスミスで。セリーヌのテーパードパンツ&Carreman社のロングベスト(共にネイビーカラー)にZARAのツイード風飾り付きブラウスでした(備忘録)



 上野と言えば、東京藝大です。
地下の連絡通路に展示コーナーがあるんです。


造形感覚✨気づいたら自分もガラスに映ってる🤣
わたしはこの説明文を読んで、「リモートシェフ」の番組を脳裏に浮かべていました。
最近ではピンクの電話☎️は見ないですね。喫茶店によくあったイメージ。
近所に辛うじて公衆電話があるけど、それは緑色です。
姿もあのヒラヒラな飛び方も、蝶々🦋ってスキです。でも、それが蛾だとイヤだという💦
子供の頃、木の枝に擬態している虫を見つけた時は驚きと共に感動した✨
美しいから、ずっと眺めていられる。
記憶って走馬灯のように回る。感情も変化する。
犬って匂いで記憶するらしいです。そう考えるとわたしも犬に近いのかも?何年経っても雨が降った後のアスファルトの匂いで蘇る記憶があるのを思い出しました。秘密だけど。


いつの時代も芸術的な文化を失わないような心構えは大事。



 以上、良い一日でした。




追記 
フジコさんが亡くなったというニュースに言葉がありません。
熱望していた5月11日(土)の東京文化会館の振替公演も中止となりました。でもこれからもラ・カンパネラはわたしの心の中にあります。



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