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良いとこ取り。

 今季に重宝している保湿スプレーの処方箋を出してもらう為に病院へ行った。お風呂上がりに全身にシュッ、手洗い後にすぐシュッ、ハンドクリーム前のブースター的にも。ベタつかないし、浸透してうるうる艶々。乾燥の季節に救世主。

 歩いて外の空気を吸い込みながら、思ったよりも寒くなくて、気合い入れて着用したコートをヒラヒラさせながら到着。待合室に座っていたら、某ワクチンについて不安をぶつけるように質問している女性を見かけた。どちらを選択するにしても、最終的には自分自身で決めること。情報に踊らさせられるだけじゃなく、取捨選択することが大切。そんなことを改めて考えた。騒がしい世の中ですね。頭冷やそう。

 そういえば、以前、毎日の占いを必ずチェックして、その通りに過ごすことをルーティンにしている人に関わったことがあった。良いことならばいいのだけど、悪いことを知った時の、揺らぎといったら…それはそれは大変なもので、大海原で難破した船のように、完全に盲目となっていた。そんな状態の人は透明人間のようで、現実より仮想の世界に行ってしまった人を必死になって掴むのは難しい。素直に全てを受け入れて生きることは素晴らしい。だけど、どんな立場になろうと自分を引離してはいけない。スピリチュアルな世界は様々、信じたその人が救われているならばそれでいい。鍛錬や逃避する場所でもいい。でも、何処かで現実を忘れない引き出しを持ち合わせているのも必要だと思う。見極めるにはどうしたらいいか?と質問されたことがあって、「ずっと続く不幸はないし、それと同じく幸せもない、人間は状況により偏る性質があるのだから、自分自身を常に客観視する訓練を継続するのが必要だと思う」と答えた記憶がある。もっと言えば、"見極める"なんて、それも無理なんだけどね。人間はどんなに学んでも"忘れる"生き物だから。

 世界は広いです。

 「アナタノ ハドウ ガ アガリマシタネ」

 もう ええねんって!!

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