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妻の職場復帰×保育園入園×夫育休の同時進行は成り立つか

パパ休暇を知る

育休復帰にあたり、なんだかソワソワ。育休中も仕事モードから完全には解放されない、まめめです。こんにちは。

そんな私を見兼ねてかどうかはわからないが、夫が「職場復帰で大変だから、まめめが復帰する時にまた育休取る」と言ってくれ、「ありがとう!(嬉し涙)」と喜んだけど‥

あれ?育休って一人の子につき原則1回で、2回目は取れないんじゃないの?

えっ、産後8週間(ママの産後休暇)の期間中で育休取得したパパのみ同じ子に対してもう一回育休が取れる特例がある‥!?通称、パパ休暇!※制度詳細は、万が一、記事に間違いがあって読んでくださった方のご迷惑になるので割愛。調べたい方のご参考になるよう厚生労働省HPのURLを記載。
https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/0000130583.html

夫の会社の方々、育休取得にあたりご理解、本当にありがとう。そして、職場で居心地がいい思いばかりではないかもしれないけど、育休取得を決断してくれた夫、本当にありがとう。

ところで、第一子出産の時にはこんな制度あったっけ。調べると一人目の時にも制度は既にあった。平成22年6月30日施行の育児介護休業法の改正で新設された特例制度、だそう。情報に疎いと本当に損!でも育児介護休業法の法改正をタイムリーに知ってる人って人事担当者ぐらいじゃない?!(自分が関心が高くないだけでした‥)

就業規則とか細かく理解しているタイプじゃ無いので、これを機に勉強していけたらなと思います(^^;

保育園入園申込時に落とし穴

まめめがズボラな性格から情報弱者であることは先述の通り。ともあれ、パパ休暇の存在を知ったまめめは第三子の「慣らし保育」期間を中心にパパ休暇を取ってもらうつもりでいた。慣らし保育とは、いきなり長時間保育園に預けると子供にとって負担が大きいので、入園したての頃は短時間預かってもらい徐々に長時間保育にして慣れてもらう方法。最初は午前中まで、少し慣れたらお昼ご飯まで、次はお昼寝後まで、最後は就労時間に合わせたお迎え時間までといった段階を踏んだりします。やり方は受け入れる園やその子の状況よって様々。

まめめは月初めから職場復帰予定。第三子は同じく月初めの入園予定。月初めから慣らし保育開始となると、最低でも初めの一週間は半日保育で午後からは親の育児が必須。なので、この慣らし保育期間に夫に援護をお願いする作戦とした。

早速、第三子の保育園入園の申込書類を書いていると、「育休中は保育園入園の申し込みができない」事が判明。

「仕事中に家庭での育児ができない理由で保育園を利用する」のであって、「育児に専念する為に育児休業をとるから、育休中に保育園利用はナシ!」これは間違いない。(ちなみに第一子と第二子は、母の育休復帰を前提条件とし、環境変化が子どもの発達上好ましくない理由から育休中も継続在園中)

パパ休暇に関する厚労省の制度説明のリーフレットに「職場復帰をサポート!」という文字が書いてあったので、パパ休暇が保育園入園に支障ないと思い込んでいたがパパ休暇は育休だ。いきなりの落とし穴に絶句。パパ休暇を自分の都合良く解釈し過ぎていた。確かに、リーフレット※には職場復帰をサポートとは書いてあるけど、よく見るとパパの育休期間はママより短いし、ママの育休終了より前に終わってるーー!!

※厚生労働省HP掲載の制度リーフレットPDFのURL(2022/5/21時点、コピペして下さい)https://www.mhlw.go.jp/file/06-Seisakujouhou-11900000-Koyoukintoujidoukateikyoku/0000169713.pdf

市の保育園担当課へ相談

「パパ休暇でママ復帰作戦」は失敗と諦めかけながら、入園要領など手元資料を再度よく読んでみた。悩んでもらちがあかずダメ元で入園申込書類一式を持って、担当課へ直接確認した。確認ポイントは、夫が育休取得するが保育園申込が可能かどうかだ。担当者の方から細やかな聞き取りを経た結果、まめめ夫婦の場合は保育園申込理由としては「就労」で問題ないとの結論だった。

どういった内容が決め手で就労という判断がなされたか分からないが、この時、夫の就労状況の説明にあたってまめめが強調したポイントは4つ。

①夫の育休取得期間が月をまたいで約1ヶ月間。

②夫の職場復帰日は、子の入園希望月や妻の復帰日と同じ月。

③育休期間中にも就労する場合がある。

④パパ休暇制度の利用。

①〜④を強調して説明した理由は次の通り。

①保育申込事由に「就労とは原則月◯時間以上の労働」とあり、月をまたいで育休取得予定であり適用範囲内である点を強調。月単位でみれば常態的に就労している状況を説明した。

②該当月入園の必要性を強調。

③保育園利用の必要性を強調。

④2度目育休取得(パパ休暇)が、妻の復帰サポートとして慣らし保育に対応するための休業である点を強調。

保育園申込時の謎の書類

市役所に問い合わせた結果、保育園入園申込は無事に終了。入園が決定した訳ではないが、思わぬ落とし穴からは這い上がることができ、心の中で小踊りした。

保育園申込みにあたって「育休復帰を前提に保育園に申込み、育休延長はしません」という内容の書類を求められて提出してきた。書きながら、ある事が起きないことを願った。ある事とは「保育園入園の保留通知」が届く事だ。もちろん保留通知が届く可能性がある事は理解しているので、その場合は一時保育へ預けて働くつもりではあるけれど、なんだか落ち着かない気持ちになった。職場復帰するから保育園に申し込んでいるし、職場から就労証明書も添えているのに、さらに育休復帰しますと念書のような物を書かせる事に何の意味があるのか。色々な背景があって必要な書類だろうが今のまめめには想像力が足らない。機会があれば担当者に聞いてみたい。

パパ休暇の意義

保育園申込結果の通知を受け取るのは、入園の前々月末から前月初めになる。育休復帰や取得の申請手続きは取得日の1ヶ月前に行うが、育休当事者は職場を巻き込んで復帰(パターンA)の準備を早め早めに行なっている。と、同時に保留通知という期待外れな場合(パターンB)も折り込んだ対応もしないといけない。

男性の育児休業取得者が増える事で、このパターンBの認知度が上がることを期待している。どうしようもない事なのに、当事者が抱え込みがちだからだ。

保活だけでなく職場復帰活動(復活:フッカツ)も沢山の人のジブンゴトになればいい。色々なアイデアや疑問や問題点が出てきて、声を上げることで子育てや介護、ダブルケアしながら働きやすい社会に近づく。

パパ休暇は保育園入園時に限っては使い勝手が良いと言えなかったが、パパ休暇のネーミングは親しみやすく、その存在意義は大きいと思った。

名もなき家事に似た職場復帰

最近、よく目にしたり耳にする言葉。名前のつかないような事だけれど、生活に欠かせない作業を呼ぶらしい。洗濯、炊事、掃除など名前のあることばかりではなく、「家族を朝起こす」とか、「配膳する前のテーブルを拭く」とか「新聞受けから郵便物を取り出す」とか。

そんな名もなき家事も「名もなき家事」と呼ばれて市民権を得出している事に社会変化を感じている。今までとりとめなくやってきた「職場復帰」も「名もなき仕事」として日の目を浴びる時が来たと思う。



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