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5周年を迎えた今、2人が想うBIRTH LABの魅力とこれから

こんにちは。BIRTH LABコミュニティマネージャーの遠藤です!

今回は、2024年で5周年を迎えたBIRTH LABの中心人物のお2人、BIRTH事業部 統括部長の濵田さんとBIRTH事業部 課長の手塚さんにインタビューしていこうと思います!

2人が思うBIRTH LABの魅力や普段なかなか聞けない内に秘めた熱い想いに迫ります。


2人から見たBIRTH LABの魅力


遠藤:この5年間、コロナをはじめとしてたくさんの変化があったと思うのですが、BIRTH LABに変わらず残っている魅力ってどんなものがありますか?

濵田:変わらずに残っているものとすれば、やっぱりチャレンジの敷居を下げること。
みんなから相談を受けて、僕自身の中で何かの判断材料をする中で、 ここはチャレンジするところだなと思ったら、チャレンジをしようと思っているっていうところは変わらないところかな。
それは今のスタッフたちも理解してくれてるから。
お客さんから相談を受けた時に「それはできないですよ」とすぐに断らず、 そのお客さんの要望に答えてあげようと思ってるのは、やっぱりチャレンジの敷居を下げるという想いが根底にあるからじゃないかなと思います。

遠藤:確かに確かに。1年目から様々なイベントが開催されたり、コロナ禍に営業が難しい飲食店さんがお弁当を出張販売したり、今もスタートアップ企業の実証実験の協力を行っていたり。
「出来る限りNOと言わない」というのはチームとして共通認識持っているので、それがチャレンジの敷居を下げることに繋がっているなと思いますね。

コロナ禍に #チャレンジを止めるな を合言葉に
飲食店支援のプロジェクトがスタート

濵田:そうだね。そこは変わってないというか、変わらずにいたいと思っているとこなのかな。
自分たちのイベントも含め、その人たちの想いを一生懸命どうにかこうにか表現しようとしてくれるスタッフが、頑張ってくれているからこそ、大切に出来ている部分かなと思いますね。

遠藤:間違いないですね!利用者さんからの声の中でも「スタッフさんがいてくれたから」と言っていただけることは多いですもんね。
手塚さんが思うBIRTH LABの面白いところ・魅力ってどんなところですか?

手塚:施設的な特徴だとは思うんですけど、いろんな目的を持った人が集う形になっているのが面白いなと思います。
コワーキングとスペース貸切という利用形態があって、更にはエリア別での貸切も出来るので、例えば料理教室や撮影をしている傍らでワークしている人やオンライン会議している人もいて、「別にそれがいいよ」という空気感を互いに持っていて、それぞれの用途が共存している。
いろんな接点でこの場に集まる人が来るから、それぞれの情報に触れて、偶発的な出会いで何かが生まれたりするのは魅力だと思うし、今後活かせていけたらいいなぁと思ってます。

遠藤:確かに、本当にそうですね。働いている会員さんから「料理教室いい匂いするなぁ」という声が聞こえてくるのは珍しいですよね(笑)

料理教室でもご利用いただいているキッチン

手塚:料理教室で作ったものを差し入れしてくれたりとか、それをスタッフがSNSにUPしたり、そこの境目がいい意味で曖昧なところも、スタッフの空気感や対応による力ですね。良いものを生み出していける雰囲気があるなっていうのは思ってます。

遠藤:境が曖昧なことによって生み出されるものは確かにありますよね。木の部分がテラスまで出ていたり「境界線の曖昧さ」みたいな部分は、BIRTH LABを設計した時からイメージしていたものがあるかもしれないですね。

テラスまで繋がっている木の造形

濵田:そうだね。それはすごくその通りだと思う。最初山路さん(株式会社山路哲生建築設計事務所 代表取締役)が設計した時に、髙木(BIRTH代表)が要望を出したんですよ。近隣の方が入りやすいような雰囲気にしたくて、山路さんが木の造形を館内からテラスまで繋ぐ、一体感があるような形に表現していたので、まさに最近そういう風な雰囲気になってきたかなと思いますね。

遠藤:餅つきやってたり、だいぶ不思議な空間ですよね。外の人がお餅つきに興味を持って入って来てくれて、一緒にお餅をつきながらご飯食べて、その横で働いている人がいて。それをお互いに許容できているのは特殊だなと思いますし、スタッフがいるスペースならではの空気感ですよね。

今年1月にお餅つきを開催した時の様子

手塚:そう。それはあるよね。

濵田:近隣の人から見れば、やっぱり5年前は何をやってるスペースかわかってなかったんだよね。
青木くん(BIRTH コミュニティディレクター)初め、遠藤君や比嘉さんが地域との関係性を築いているからだろうけど、5年前より遥かにBIRTH LABってこういう施設だよねという理解が生まれて、入ってくることへのハードルは下がってきたかなと。

遠藤:そうですね。確かに確かに。

濵田:あとは 「地方のモノ/コト/情報をLABから発信していきたいよね」という初期の頃からあった想いが、今ここに来てようやくできるようになってきたなという感覚もあります。
BIRTH LABという施設・拠点から、それこそ連携協定を締結している自治体の繋がりある農作物や農家さんなどの情報を、BIRTH LABという施設・拠点から、 近隣の麻布十番だけじゃなくて地方にも届けることができるようになってきたんじゃないかなとは思ってます。
コロナを経て、オンラインやハイブリッド配信を活用して、いろいろな場所に発信できるようになっていることは、BIRTH LABだけじゃないかもしれないけど、今ここにきてようやくできるようになってきたことも、BIRTH LABの魅力的な部分の一つだなと思いますね。

延岡市の方々とハイブリッド配信で開催したイベント

遠藤:まさに自治体連携を通して、連携先の地域と東京の接続で、シティプロモーションイベントが開催されたり、鹿角家U-25のコミュニティ拠点となったり、地域の発信の場としてのBIRTH LABのバリューが発揮され始めていますよね。

それぞれの想うBIRTH LABのこれから


遠藤:そしたら、少し大きな話になるのですが、これからBIRTH LABが「こういう風になったらもっと面白くなるな」みたいなことって考えてたりしますか?

濵田:多分遠藤くんが求めてる回答じゃないと思うんだけど、 誰もが知ってるような施設になったら面白いかなと思うよね。

遠藤:誰もがというのは。。。?

濵田:誰もがです。そんなにブランド思考が強いわけじゃないんですけども。
例えば iPhone・Appleってみんな知ってるよね。行ったことなくてもいいけど、Apple storeがどこにあるかは何となく知ってるみたいな。

遠藤:そうですね、なるほど。BIRTH LABを誰もが知ってる。

濵田:BIRTH LABがそうなったら面白いかな。BIRTH WORKとかって結構利用者が限られてくるじゃないですか。

遠藤:はい。仕事の場所として利用いただく感じですもんね。

濵田:それに対してBIRTH LABは別に会員さんじゃなくても、貸し切りでも使える。
ふらっと行っても営業しているからね。そういった意味では誰もが知っていてもおかしくない施設にはなり得るだろうなと。それがどの角度でも刺さってもいいんですよ。
「貸切として使えるスペースだよね」みたいな認知もいいと思ってるし、「麻布十番と言えばBIRTH LAB」みたいな広がり方もいいなぁと。

遠藤:それはおもしろい、「麻布十番と言えばBIRTH LAB」、いいですね。

濵田:どこから刺していくのが面白いかは、まだ僕の中でも決まってないんですけど。遠藤くんの質問に対して、どういう風になったら面白いかでいくと、誰もが知ってる施設なったら面白いかなと。

遠藤:なるほど。そうなると、必然的に集う人の数もかなり増えそうですね。

濵田:もちろん。そうなると自ずと、貸切とかもすごい利用数増えてるだろうしね。

遠藤:そうですね。「BIRTH LABでやらせてください」の声が増えてるでしょうね。

濵田:そんな感じだと思うし。そうなってくれば、スタッフにとってもBIRTH LABと関わってることが、もっと喜ばしいというか、楽しんで働いてくれるだろうし。卒業した後も 「BIRTH LABで働いていたんだよ~」って言いたくなるような状態だといいよね。
それはお客様も同様で「この間BIRTH LAB使ったんだよ」みたいな。

BIRTH LABで働く愉快なスタッフたち

遠藤:それとてもいいですね。利用者さんの周りで「BIRTH LABでやったんですね」みたいなコミュニケーションが普通になって広がっていくみたいな。それはすごいな。
では、手塚さんはいかがですか?

手塚:「他の地域にBIRTH LABを作ってください」と言われるような施設の印象がみんなに伝わってるといいな。
「BIRTH LABが麻布十番に欠かせない施設になる」
を1つ目標に掲げてますけど、「BIRTH LABがあったらその地域が賑わうかも」みたいな期待感を持ってもらえるといいなっていうのが1つ。
あとは、スタッフが「BIRTH LAB出身です」と言ったら、ホスピタリティの面だったり対応力の面で、「じゃあ大丈夫だね、こういうことができるね」という感じに、印象がつくような施設になるといいなと思いますね。

23年度8月 麻布十番納涼祭りに初参加

遠藤:なるほど、おもしろいですね。「BIRTH LABを作ってください」と言われているってすごい状態ですね。

濵田:面白いと思うし、多分ね、なんかそう遠くない未来に、結構現実的にあり得るんじゃないかなと思っていて。
青木くんがいろんな場所に行って、BIRTH LABの話をしてくれていたり、ビルオーナーとの関係性を築いていたりする中で、例えば手塚さんや遠藤くんが一緒に行って、「施設を持っているけど運営に困っている」方々のお話を聞いて、話を進めていくとか。可能性としてあり得る話かなと思いますね。

遠藤:そうなっていったら、本当にBIRTH LABをみんなが知ってる状態には近くなりますよね。
その状態になれているときには、今手塚さんが言ってた、「BIRTH LABで働いてた」と言われた時の信頼感みたいなものができてるだろうなと思うし、理想のカタチですね。良いですね。

濵田:逆に遠藤くんはどうなの?

遠藤:聞かれると思ってなかったです(笑)
やっぱり、単なるレンタルスペースの機能としてではなくて「LABを使わせてください」という声がもっと増えるといいなと思っていますね。
「何かやりたいな」と思ったことがあった時に「とりあえずBIRTH LABに相談してみよう」「これはBIRTH LABでやりたい」といった声が増えていくイメージで、ブランド力なのか、 圧倒的な信頼みたいなのを築けるといいなと思いますね。「面白いことやろうと思ってるのにBIRTH LABに相談してないの?」と言ってもらえるようになったらいいなぁと。

濵田:遠藤くんの話を聞いてると「じゃあそうなるにはどうすればいいの。どうしたらいいの」っていう風なところで行くと、 手塚さんが話してくれたことを大切にしていくと良さそうだよね。

遠藤:あとはやっぱり、協業実績じゃないですけど、一緒に作っていくイベントや事業の想いの部分をセットでもっと発信できるようになっていくといいなって思いますね。「やらせてください、 ここでやりたいんです」と思うのって、ただ場所がいいから機能がいいからというより、その人の純度の高い想いが体現されたことで、それを見てる周りの人がに広がっていくイメージを自分はしているので、そこの発信はセットで必要になってくるんだろうなっていうのは思います。

これからに向けて2人が大切にしていきたい想い


遠藤:最後に、普段想いを多くは語らないお2人が、これから大切にしていきたい想いを聴かせてください。

手塚:自分の特性なのかもしれないんですけど、私「目の前の人が・周りの人が 」という視点が強い方で、それが物事を考える時にベースになってるんですね。なので、やっぱり関わっているスタッフ、または使う人、働いている会員さんにとって「BIRTH LABに関わることがいいなと思ってもらえるポイントを作っていく」というのは大切にしていきたいですね。

遠藤:なるほど、手塚さんのその想いは一貫してますよね。
自分たちの 内側の部分から自然と広がっていくっていう輪の広がり・コミュニティの広がりなんだろうなと思いますね。

遠藤:濵田さんはいかがでしょうか。

濵田:はい。いくつかあるんですけども、 やっぱり全てにおいて、一人称でやることかなと思ってます。自分事とも言うのかもしれないね。
そうすることで、楽しむことにも繋がると思うし、チャレンジにも繋がると思うし、それがどんどん波及していくことによって、周りに影響を与えていって、BIRTH LABを使ってみたいよねにもなると思う。
それがBIRTH LABは当然のように知られている施設になっていくことに繋がるんじゃないかなと思いますね。

遠藤:なるほど、一人称。確かに、自分事として捉えられると、自然とすべての物事への捉え方・動き方が変わってきますもんね。

遠藤:お2人の想いを聴きながら、遠藤個人としても、チームとしても大切に出来るといいなぁと思いました。
濵田さん、手塚さん、本日は素敵なお話をありがとうございました!!

編集後記)
これからのビジョンについては大きなものを掲げながら、想いとしては身近なこと・内側の部分を大切にされているお2人のお話を聴いて、胸が熱くなりました。

「想いを大切にした人がチャレンジしやすい施設」として、いつか誰もが知っている状態を目指して、「BIRTH LABと関わることがその人にとってプラス」になるように一人称で動き続けていきたいなぁと思います。

たくさんの利用者さん、スタッフを支えるお2人の温かい想いが、少しでも伝わったら嬉しいです。


インタビュー・執筆:遠藤翔太


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