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叶えたい夢【表現者:さき】

はじめに、簡単に私自身について説明しようと思う。

私は普段テーマパークで働きながら、オーディションを受けたり、そこからお声がけを頂いたりして舞台に立つ、いわばフリーの役者としても活動している。

そこまで器用な人間ではないので、苦労することも多いし、失敗の方が多いと思う。それでも、私は現在までこのやり方で生きてこれたのは、叶えたい夢があったから。

私の夢があえて「キッカケづくり」にとどまる理由

さきさん

私の叶えたい夢、それは「演劇や舞台を通して、誰かが「何かをしてみたい」と思えるキッカケをつくるお手伝いをすること。

演劇をみた観客のひとはもちろん、観客でなくても、何かしら私の演劇に関わった人が「私も物語の主人公のように頑張ってみたい」「明日から元気に生きてみよう」「今夜はよく眠れそうだ」と、その人の人生に何かしらのキッカケを与えるお手伝いがしたい。

もちろん、敢えて「お手伝い」にこだわるのにも理由がある。そのキッカケをみつけるのがあくまで「その人自身」でいてほしいから。

実は、この夢が明確になったのはここ数年の事で、それまではただ「役者になりたい。舞台に関わる仕事で食べていきたい」という事を目標にしていた。

漠然とした憧れが夢に変わったのは、オーディションに落ちまくり、もう辞めたいと思ったと時、何故自分が舞台に拘るのかを考え、ふと昔の自分を思い出した。

私は小学生の時に転校し、一度不登校に陥ったことがある。そんな時に母がすすめてくれたのが地元のホールで行われた市民演劇だった。

そこでの出会い、経験から舞台演劇に興味をもち、やがて役者を目指すようになった。つまるところ、「演劇に出会って人生が変わった」といっても他言ではないと思う。それくらいこの出来事は私にとって衝撃であり、私の人生をかえる「キッカケ」になった。

この1年で絶対に叶えたい「私を信じる力」をもつこと

ステージ・ラボ「aon」撮影

正直にいうと、まだ将来の自分の姿は全く想像が出来ない。大層な夢を抱えてはいるものの、今の自分の姿は人からどう見えるのか。そんなことを考えることもある。

「夢を諦めないのは良いことだ」と言って貰えるかもしれないし、「口だけは立派なことを言ってる」と笑われるかもしれない。

だけど、「もし夢が叶った自分が今の自分を見たらどう思うか」。

これは簡単に想像できる。すぐに怒って泣いて「やめる!」と癇癪を起こしてた奴がよくここまで続けたよ。と、半分苦笑いをしてくれると思う。それがいつになるかわからないけど、そうやって笑えるようになりたい。 

ここまで自分の夢について語ったけど、それを叶えるために今やるべきことは沢山ある。オーディションも沢山受けたいし、苦手な事も克服していきたい。やりたい事、やらないといけない事は延々とある。

しかし、このバースデーランウェイに参加する1年間で絶対に変えたいことは「自分を信じる力を持つこと」。

今までの文章を読んでみて、所々ネガティブに感じることがあるかもしれない。私はかなりのネガティブ思考ですぐに周りと比べてしまうし、しょっちゅう「自分なんて」と落ち込む。

私よりも私の夢を信じてくれたこの場所で歩む1年

ヒアリングでの1枚

しかし、バースデーランウェイは私よりも、私の夢を信じてくれた。それがとても嬉しかった。それなら、私がその夢を否定するのはおかしいはず。「人が応援してくれる志がある」と胸を張ろう。自分が自分を信じなくて、誰が信じてくれるのか。人によっては簡単な目標かもしれないけれど、私は一年をかけて、この力を手にいれたい。そして、夢に向かう力をさらに増幅させていきたい。

ここまで自分の夢を語るのも掘り下げるのもこれが初めてで、普段は「もし夢のままで終わったらどうしよう」「偉そうだっていわれたら恥ずかしい」「叶わなかったら…」という思いから、あやふやにしてしまう。

だけど、今回のバースデーランウェイに私が最も惹かれたのは「自分の夢を表現できること」。普段できないことを発信する最大のチャンスだとも思ってちる。だからこそ、勇気をもってここに全て書こうと思った。

もし、ここまで全て読んでくれた人の中でひとりでも「私も、一緒に頑張りたい」と思ってくれたら本当にうれしい。

(編集:響あづ妙)
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