私にとって服は鎧だ


私は洋服が好きだ
大好きだ
そんな理由を語りたいとおもう。

小学校の卒業式
ひきこもり
絶頂病期
選んでくれた私の才能

小学校の時毎年何かしらでトラブルに遭っていた。そのなかでも小学六年生でのトラブルはひどかった。
信じてた友達全員消えた。それから人を信じられなくなった。
そんな時に嫌でもやってくる卒業式のため卒服を買いに行った。
そこで初めて自分の憧れていたお店に行った。そこはロリータっぽい雰囲気のお店で普段自分が買っていた子供服よりは値段の高い店だった。でも、子供服ブランドで卒服を買い与えたくなかった両親は高くてもおめかしの為だからまぁいいかと出してくれた。
自分の思うがままに好きをぶつけて店員さんと選んだ。そして当日、それまでずっとひとりぼっちだった私の洋服をみんなが褒めてくれた。可愛い可愛いと言ってくれた。とっても嬉しかった。それから普通だった洋服がとっても好きになった。

少しだけ小学のことを引きずり中学に入学してひきこもった。何度も何度も部屋のドアを叩かれて泣きながら引き摺り下ろされで学校に行かされてめちゃめちゃにしてそれでもなお学校に行かせて、SOSをだしてもまともに取り合ってくれなくて本当に辛くて辛くて死ぬ勇気もなくてODする気もリスカする勇気もなかった。まさに絶頂病期だった。それでも、部屋にはいさせてくれなくて休みの日だって絶対に家から連れ出された。気持ち悪い。
私にだって気持ちの波がある。良くも悪くも。いい時も引き摺り出される。そんな時にはだいたい地元を巡らされる。もし知ってる人にあったらどうしよう。本当に嫌で嫌でたまらなかった。そんな時に鎧となってくれたのが服だった。いつもの地味子な自分じゃなくてカッコよかったり可愛かったり時にはちょっぴりセクリーだったり制服の私を知ってる人には絶対に気づかれない鎧のような格好をして外に出て正気を保っていた。

そんな中学もなんとか卒業してなんとかおこぼれを救ってもらい高校に入学した。高校では裁縫をめちゃくちゃやった。自分の鎧のため作れるものは全て作った。筆箱、ポーチ、お弁当袋、トートバッグ、リュックサック、なんでも全て私のお気に入りにして制服でもなんとか正気を保てるように武器と鎧を作っていた。そんな時に自分を変えるために服飾の部活を作りたくて立ち上がった。先生に掛け合って、まず同好会を作ろうと思った。だが、同好会を作るにも人が必要で実績が必要で学校を通して学校の名前が入るよう賞状を持ってこいと言われた。だからコンテストに出した。自分のスキルアップのため資格もとった。センスを磨くために美術館や展覧会にも通った。できることは片っ端からやった。そしてコンテストの結果を学校を通して通知がやってきた。先生は驚きながらその通知を私に渡してきた。コンテストの結果は特別賞だった。一番にはなれなかったが、賞状は取れた。それを見せて言った。「これで同好会を作れますか?」
資格を取った時も何をした時もそうだったが、先生は本当にやったの?と呆れていた。賞状を取った時はおめでとうの前にそれだった。そして同好会に関しては遠回しにNOと言ってきた。
努力が無駄になった瞬間だと思った。どんなに小さくてマイナーなコンテストだったとしても頑張った努力は本物だ。その中で何百とある品の中から私を選んでくれた。私の才能を選んでくれた。悔しかったし、努力を見てくれなくて絶望した。求めていた自分が悪かったのだろうか?そうかもしれないな。

それから私の生活はあまり充実しなかった。これからどうなるんだろう。

私に取って洋服は鎧だ。だから洋服のことを学びたいしそっち方面の学校にだって進学したい。勉強はできなかったけど好きなことは本当に一生懸命やった。辛くてもたくさんたくさん勉強した。本気でやった。そしていきたい学校を見つけた。どうしてもいきたい学校だ。そこに通って服を勉強したい。そのためにはなんだってやる。どうしてもその学校に入りたい。私は強い気持ちを持っている。ちゃらんぽらんじゃない。本気だ。やりたいことのためならなんだってする。この熱量を知っててたぶらかすのはいかがなものか。これからどうしたらいいんだろう。

私の将来の夢は自分のブランドを立てて私のような自信のない人のため老若男女自信を持てるような素材にもデザインにも価格にもこだわった私が死んでもなお愛され続けるブランドを作ることだ。そのためにまずはデザインを勉強したい。劇団衣装についても勉強して携わりたい。誰かのワンシーンの自信の必要な時の鎧として助けたい。必要とされたい。

そんな人間がbientotです。
いつか納得いくようになれるように今日も頑張ります。


バカにしてたやつ。私を軽蔑したやつ。キモいと自ら離れてったやつ全員見返してやる

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