見出し画像

"Will Ye Go Lassie Go or Wild Mountain Thyme" (スコットランド起源の古謡)

ああ 夏がやってきて
木々は今を盛りと花咲かせ
野山にはタイムが
咲き乱れるヘザーのまわりで育つ

ぼくと来ないか、娘さん?
一緒にゆこう
咲き乱れるヘザーのまわりで育つ
野生のタイムを摘みに
ぼくと来ないか、娘さん?

ぼくは愛しいひとのため
東屋を建てるだろう
きらめく澄んだ泉のそばに
山に咲くすべての花々を積み重ねて

ぼくと来ないか、娘さん?
一緒にゆこう
咲き乱れるヘザーのまわりで育つ
野生のタイムを摘みに
ぼくと来ないか、娘さん?

愛しいひとが去ってしまっても
ぼくはまたほかの誰かを見つけるだろう
咲き乱れるヘザーのまわりで
野生のタイムが育つその場所で

ぼくと来ないか、娘さん?
一緒にゆこう
咲き乱れるヘザーのまわりで育つ
野生のタイムを摘みに
ぼくと来ないか、娘さん?


スコットランドで愛され歌い継がれる民謡。わたしが最も愛する英国民謡のひとつです。

歌詞の内容は、若者が娘をタイムを摘みにという文句で山への逢引に誘う恋のうた。第三番の捻くれたような言葉に、手強いはずの乙女心もほだされたでしょうか。

少なくとも、ひと夏の刹那的な恋をうたった歌として、炭酸で割りミントを浮かべたジンジャー入りコーディアルをひと息に飲み干すような爽やかで熱い気持ちにはさせてくれそうです。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?