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自己免疫疾患(指定難病)とともに生きる (7) - JANGAN MALU-MALU! Living with an Autoimmune Disease

【治療経過更新】

 「自己免疫疾患(指定難病)とともに生きる (3)」【治療のはじまり】で記した皮膚筋炎の治療について、以下、現在入院20日目までの情報に更新しておく。


  • ステロイド点滴(1~10日目で終了)

    • 1〜3日目:ステロイドパルス(大量投与)点滴 1,000 mg / 日 × 3日間

    • 4〜10日目:ステロイド点滴 60 mg / 日 × 7日間(1日3回に分けて8時間ごとに、毎晩0:00、毎朝8:00、毎夕16:00)

  • ステロイド内服(11日目から継続中)

    • 11日目から現在(20日目)継続中:ステロイド内服薬(プレドニン) 60 mg / 日から始まり、血液検査の結果を見ながら少しずつ減量、18日目から20日目現在まで50 mg / 日


  • 免疫抑制薬点滴(6日目から2週間おきに実施)

    • 6日目、20日目:免疫抑制薬(エンドキサン)点滴 750 mg / 日(いったん終了、今後の血液検査の結果を見ながら今後の方針を決定予定)

  • 免疫抑制薬内服(3日目から継続中)

    • 3日目から現在(20日目)継続中:免疫抑制薬内服薬(プログラフ) 1.0 mg / 日から始まり、血液検査の結果を見ながら少しずつ増量、16日目から20日目現在まで7.0 mg / 日


  • 血漿けっしょう交換(9~19日目で終了)

    • 9日目、12日目、14日目、17日目、19日目:合計5回行い、一連の治療としてはいったん終了、今後の血液検査の結果を見ながら今後の方針を決定予定


 入院20日目までで一通りの初期治療(ステロイド点滴、免疫抑制薬点滴、血漿交換)が終了し、今後は、ステロイド内服薬(プレドニン)と免疫抑制薬内服薬(プログラフ)の内服が中心となっていく。
 一連の初期治療を経て、症状はかなり改善し、体調が落ち着いてきた。血液検査での肺の炎症を示すいくつかの数値も、各数値が徐々に下がり始めている。主治医から、「治療開始が早かったので、同じ病気の他の患者さんと比較しても、確実に順調に進んでいます、最初に診てくださった感染症科のS医師が早期に膠原病こうげんびょうを疑い、気づいてくれたのが良かったですね」とお聞きした。今の私がこんなに落ち着いていられるのは、たまたま運が良かっただけかもしれない。
 現時点では、2種類の内服薬(ステロイドと免疫抑制薬)により自己の免疫機能を抑えているため、感染症にかかりやすく、まだ退院して生活ができる状態ではない。今後、治療効果が出て、血液検査での肺の炎症を示す各数値がある程度下がり、内服薬の量を減らしていき、ようやく退院しての生活が可能になるということである。退院後もしばらくは通院治療と内服薬が続くだろうし、その後の状況がどうなるかはまだ分からないが、私の基本的な意思としては、なるべく薬に頼らず、最低限まで減らし(可能であれば内服薬が不要になるよう)、自己の免疫力を高める生活を目指していきたい。幸い、もうしばらく入院生活が続くので、ゆっくりじっくりと、より健康で豊かな自分らしい人生後半を組み立てていこう。
 しばらくは、私に与えられたこの環境と時間を大切に、のんびり入院生活を楽しもうと思う。

(つづく)

(カバー画像:面会に来た友人からの差し入れ、センス光るTシャツ)


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