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【写真】it is tide? come on slowlight.

#slowlight

 先日。
 行きつけのスーパーで(って、主婦さんみたいなこと言ってますけど)
 全身、黒。むしろ、喪服のようなご婦人が出入り口に。ご丁寧に、あれ、なんて言うのかな、メッシュみたいなのがくっついてる帽子のような。アーミッシュ的というのか、皇后陛下の正装的なあれ。
 ちなみに、僕は、天皇制の支持者です。全然、詳しくないけれど。
 で、ですね、その喪服的な、あるいは皇后陛下的な衣装のご婦人に声をかけられたんですね。
「カルマについて、お詳しいですか?」
 えっ?
「カルマについて、どうお考えですか」

 冒頭からさっぱりわからん。しかし、頭によぎる、名セリフ。
「謀ったな、シャア!」
 言わないけれど、思いつく。言いたいけど言わないほうがいい気がする。
 そう、それはガルマ。坊やだからさ。そんなふうに言われて騙されてしまった人。
 はい。このネタ、わかる人、挙手してください。名セリフ、名シーンでしたね。
 カルマのことなんて知らない。業でしたっけ。宿命とか?
 なんにしても、どっちみち知らない。

 6月の3週目。
 ある女の子のお誕生日だったので、おめでとうLINE21か。まだ21なんだ。若いなー、みたいなことを。
 もともと、僕は、その子のお母さんと親しくてですね、それで、その子を紹介されることになって、結局、仲良くなりまして。
 二年前、その子が19のときに知り合って、それから、好きな音楽や映画のこと、それから洋服のこととかね。
 美術や空間デザインに興味のある人で、「最近描いてた」という、縦150300センチほどの絵画。そのタイトルが「稲穂」。
 僕のほうは、つい先日、書き終えたばかりの(未発表)、八万字の中編小説「さよなら夏の日」の主人公が、椎波いなほ。
 そんな話で盛り上がった初夏の日。おっさんはおっさんで、若者は若者で、その時点でやれることに必死になるしかないもんね。
「いつか、本の表紙に使わせてくれ」と即座に依頼しておくくらい、素晴らしい作品でした。
 その人は、個性的なヘアスタイル。全身ブラックコーデ。いかにもモード系で、ピアスだらけ。失礼ながら、どことなく危険なムードの人なのに、描いている世界は、稲穂や、森、大樹。意外に素朴な人柄の部分を垣間見ることができて、なんとなく安心でした。
 一緒に仕事できるように、お誘いできるように頑張らなきゃね。

 さてさて、いよいよ後半スタートになる、今夏の小説、連作短編、おとなりさん2
 去る6月23日、金曜日。
 本編となる、第10話まで、無事に完成いたしました。ぱちばち。約ひと月。およそ5万字の連作短編は無事にフィナーレです。
 みなさん、きっと、気に入ってくれると思う。

 noteの公募に合わせての物語ということで。
 noteでお世話になっている皆さまのお名前や、小説を書かれている方なら、そのタイトルや登場人物、すでにnoteを退会されている方も、そのお名前をお借りして、第九話に登場いたします。
 コメントをくださった方。
 いつもスキをくださっている方。
 TwitterRTくださった方。
「楽しみにしている」と声をかけてくださった方。
 皆さんや、皆さんの大切なタイトル、人物名がちらっと登場します。
 noteの「おとなりさん」という感謝を込めて。
 すでに登場している、ある、主要登場人物のお名前も、そんな、noteのおとなりさんから命名しています。
 いつもありがとう。いつか、一杯と言わず、二杯でも三杯でもおごらせてもらうぜ。

 僕は、意外なくらい(でもないのかな)、単純な人間なので、いまは、この物語が、たくさんの人に喜んでもらえるようにと願うばかり。
「努力なんて当たり前。そんなの最低条件やんな」と、言っている人がいて。
 いつだって、若い人のほうがよく考えている。よく知っている。素直に聞けば、いろんなことを教えてくれる。
 僕たちが生きる世界は、僕たちが祝わなきゃ。
 なんて、良い人ぶり過ぎたので、本日はここまで。今日もごきげんさんで過ごしましょう。
 それでは、また。ビリーでした。


 明日から「おとなりさん2」、一話あたり、5000字くらいを(8、9はもう少し長め)、2週間で残り5話、公開します。 
 どうぞ、お楽しみに。ぜひ、ご一読を。
 舞台になった、ある町の風景もご紹介できればいいんだけど。晴れた日に写真撮ってこなきゃね。それはあとがきにしようかな。

©️ビリー

photograph and words by billy.

本日の一曲は、陽真さんによる山下達郎さんの名曲のカバーで、「さよなら夏の日」。

サポートしてみようかな、なんて、思ってくださった方は是非。 これからも面白いものを作りますっ!