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#8 嫌われるのが怖いのは『信頼残高0』の証!

私は、長年にわたり、「身近な人たち」以外の人々との「交流」を遠ざけてきました。

当時の私にとって、「身近な人たち」とは、「妻・親戚・数人の幼なじみ・同僚」を指しています。

今回は、私が「身近な人達」以外と交流できるようになった「考え方」についてお伝えします。

その考え方とは-----

「私は私、あなたはあなた」

一見あたり前のことですよね。

私は私のことをする
あなたはあなたのことをする
 
私は
あなたの期待に応えるために生きているわけではない
そしてあなたも、私の期待に応えるために生きているわけではない
 
私は私、あなたはあなた
もしも偶然、私たちの心が触れ合うならば、それは素敵なことだ
もし触れ合えないとしても、それは仕方のないことだ

フレデリック・S・パールズ(ドイツの心理学者)「ゲシュタルトの祈り」日本語訳

この言葉に出会い、「本当の自分」を表現して「嫌われること」は、「相手の課題」であり「自分の課題」ではないと理解し始めます。

「身近な人たち」だけとのとの交流は「自分のことを知られることが怖い」という「思い込み」を抱かなくてよく、「嫌われるわけはない」という「確信」も持ってたからです。

「身近な人たち」たちから、「嫌われるわけはない」という「確信」は、長い時間をかけて築いた「信頼」が大きな要因だったかもしれません。

銀行の預金口座がどのようなものかは、誰でも知っている。
お金を入れれば残高が増え、必要なときにお金を引き出せる。

それと同じように、人と人の関係で生まれる信頼を貯えておくことを銀行の口座にたとえて、信頼口座と呼ぶことにしよう。
 
それは人間関係における安心感でもある。

スティーブン・R・コヴィー著『7つの習慣』より引用

「身近な人たち」以外「信頼口座」「0」の状態から「スタート」になります。

自分の期待に応えるために生きるなら、相手の期待に応じて「本当の自分」を隠すことは、「信頼口座」を増やすことにはならないかもしれません。

「人から嫌われないようにしよう」という努力は、99%無駄です。
なぜならば、他人は簡単には変えられないからです。

Aさんが、あなたを「好き」と思うか「嫌い」と思うかは、Aさんの感情であり、Aさんの意思が決めることです。

あなたのコントロールえきる範囲外にあります。

樺沢紫苑著『ストレスフリー超大全』より引用

一方で「SNS・ブログ」などで「知り合いに見られたら嫌だな」ここでいう「知り合い」とは「信頼口座」に残高がある「身近な人達」ですよね。

「矛盾」を感じないでしょうか。「嫌われるわけはない」という「確信」があるのなら、「知り合いに見られたら嫌だな」との感情は抱かないはずです。

自分を前面に出さず、無難に振る舞ってしまうのは、「偽りの自分」を生きることです。
自分を抑圧して生きることを長く続けるとストレスになり、結果として、楽しい人生を送れません。

樺沢紫苑著『ストレスフリー超大全』より引用

信頼口座が「0」「身近な人達以外」に嫌われまいと、自分を偽って生きていくことも、「信頼口座」の預金がある「身近な人達」に自分を隠して生きていくこともないはずです。

預け入れを増やせば増やすほど、相手のあなたへの信頼が高まります。
~(中略)~
では、信頼口座の預け入れを増やすためにどうすればよいのでしょうか?方法はいろいろあります。

たとえば、相手を理解することです。相手がどんな人なのか、いまどんな気持ちなのかを理解することで、相手も「この人なら信頼してもいいかな」と思ってくれるでしょう。

日本図書センター「7つの習慣」編集部監修『7つの主観 自分を変えるレッスン』より引用

現実世界でも、お金を口座に貯めていくのは大変ですよね。「信頼口座」への入金も努力は必要なようです。

「身近な人たち」には、今まで以上に「信頼残高」を増やす接し方を心がける。

「身近な人たち以外」には「信頼口座」を増やす行動をしていくことで、その人たちも「身近な人たち」になっていくのでしょうね。

#9「生きづらさ」を感じたら!はこちらから

引用させていただいた「本」

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