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InDesign|文章を組んでみる

InDesignは「本」のレイアウトに特化したソフトです。「ページレイアウトソフト」とも呼ばれています。
本をレイアウトすることを「組版(くみはん)」と呼ぶことがあります。活版印刷の頃、金属活字を組み合わせていたことに由来するようです。
そこから、InDesignで文章などをレイアウトすることも「組む」と表現することがあります。

と言っても、これまで使ったことがない方には、どんなことができるのかイメージしにくいかもしれません。

試しに、InDesignを使って文章のみのシンプルなレイアウトを作ってみます。四六判サイズのドキュメントに、実際にテキストを流し込む。その過程を10分くらいの動画にまとめてみました。
InDesignのイメージをつかむ参考になればと思います。

*四六判(しろくばん)サイズ:新刊書籍の一般的なサイズ。規格サイズではタテ188×ヨコ128mmですが、出版社ごとに多少誤差があります。


基本機能のみで組んでみる

この動画では細かなことはひとまず置いて、最低限必要なInDesignの基本機能のみで四六判のページをレイアウトしています。

作成のポイントは4つです。

〈1〉新規ドキュメントをつくる(レイアウトグリッドを使用)
〈2〉文章が入る範囲を決める
〈3〉ページ番号を配置する
〈4〉テキストの流し込み

とりあえず文章を組みたいだけ」なら、この動画で紹介した機能だけでも何とかならなくはありません。
まずは「どんなことができるか知りたい」「ともかく試してみたい」という初心者の皆さんの参考になればと思います。

ところで、動画の解説では細かい機能や役割など、少し言葉足らずかもしれませんね。
次回から上述の4つのポイントをテーマに、動画内で使った基本機能についてもう少し詳しく紹介してみようと思います。

それでは、またお会いしましょう。

今回の作例はとりあえず、ざっくりテキストを流し込んだだけです。あまり読みやすい組版ではなく、まだまだ調整すべきところがあります。
「とりあえず」からのクオリティアップについても触れたいところですが、本サイトでは、まず基本的なところから見ていきます。ご容赦ください。

動画内で配置しているテキストデータはインターネットの図書館、青空文庫(http://www.aozora.gr.jp/)から利用させていただきました。
*青空文庫作成ファイル参照元 
【図書カード】No.1924
【作品名】グスコーブドリの伝記 【著者名】 宮沢 賢治
【参照URL】https://www.aozora.gr.jp/cards/000081/card1924.html

*この記事の続きは下記リンクからご覧ください。


追訂履歴

2023年4月8日

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