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「どんなまちづくりをしたいのか」マインドセットが大事。

2024年、公民連携プロフェッショナルスクール第9期の浅田です。
9月7日・8日の集中研修の前に、グループでのディスカッションをし、チームビルディングと、今回、このスクールの受講を通して自分が対象地域の課題に対して取り組みたい事業について、ブラッシュアップしていくグループミーティング。
前回の「ライフライン」の発表から今回受講のテーマ設定を考えるなかで、2つの地域課題を挙げさせていただきました。
①来年4月に開校する新中学校をはじめ、伊豆市の教育に関する提案。
②天城北道路開通と(仮)浄蓮の滝インターチェンジ周辺の都市開発に対する提案。

コーチ陣からのアドバイスは、伊豆の過去の歴史や成り立ちをもっと知ること。そして、「スキーム(計画)(枠組み)づくり」が大切。
早急に、地域のことを知り、地域の人とつながり、インプット量を増大させることをアドバイスをもらいました。
2週間の期間の中で、図書館に行き、伊豆市内旧4町(修善寺・中伊豆・天城・土肥)の町誌を調べ、また浄蓮の滝インターチェンジのまちづくりワークショップを積極的に行政と地域住民に呼びかけている、地域のキーパーソンに話を聞き、次回のグループゼミのプレゼン資料を作成しました。

【Cグループ オンラインMTG#3】

日時:2024年8月20日(火)21:00〜23:30
場所:zoom
参加者:14名(コーチ2名、メンバー12名)

◯トピックス
①今回は、それぞれ、今回プロフェッショナルスクールで取り組みたい事業内容について発表(発表3分、コーチから助言15分)

今回、主に、浄蓮の滝にある観光センターができた経歴と、観光センター周辺地域の現状とこれから考えられる課題について発表しました。
講師からは、
・心配の気持ちが強すぎる
・こういうまちづくりをしたい
・どんなまちづくりをしたいか
・事業ビジョンを聞かせて欲しい
とアドバイスをもらい、ハッとさせられました。
心配ばかり言っていても、協力者は集まらない。
前向きな強いパッションと事業内容「理念」「ビジョン」がないと人の心は動かない。
講義の中でも「どうしたいのか(能動的動機)」と「なにをするべきか(論理的解決)」の両輪がビジョンの基本であり、まさに【軸を持つ】ことがとても重要だということでもあります。

それを聞いて、自分の想い描く「ビジョン」はなんだろうかと考えると
一番の核になるのは、「産業」を守り、拡大していくこと。
ただ、産業をつくると言っても、1人でやれることには限界があります。まず、伊豆の産業について振り返ることにしてみました。
伊豆市には大企業がありません。主な産業は、「農業・漁業」の第一次産業と「観光業」の第三次産業になります。
伊豆市には、修善寺温泉場をはじめ、湯ヶ島温泉場・土肥温泉など有数の温泉地でもあります。
伊豆半島の交通の歴史としては、下田の自動車会社が大正〜昭和時代に、下田から修善寺に乗合馬車から乗合自動車が走らせ、やがて路線バスに移行しました。
浄蓮の滝は、明治39年に湯本館の創始者・安藤藤右衛が私財を投資し、遊歩道を開き休憩所(滝見茶屋)を作ったのが始まりです。
その後、高度成長期とともに、新婚旅行ブームにのり、多くの観光客が浄蓮の滝を訪れ、お土産屋さんも8軒ほどが軒を並べていました。
昭和45年、新天城トンネルの開通によって、天城越えは3200mも短縮され、より観光と産業の発展のスピードは加速。昭和43年、5件の店が共同出資し組合をつくり、「浄蓮の滝観光センター」が設立。
高度成長期(1955年〜1973年)の波にのり、大型の観光バスを誘致し、有数の観光スポットして有名になりました。
また、伊豆は、江戸時代には金の算出地として幕府直轄領でもありました。現在も伊豆半島は富士箱根伊豆国立公園内であり、伊豆半島の中央部に広がる1.6万haは国有林として国が管理しています。

そのような歴史・背景を紐解いていくと、やれることは限られてきます。
しかしながら、下田へバスを通したのも、浄蓮の滝に遊歩道を通したのも、「落合楼」を作ったのも、当時の財を持っていた民間経営者でありました。
私ができることは何かと考えると
家業である「わさび」の産業を少しずつ大きくしていくこと
持続可能な農業とともに少子高齢化社会のなかで、いかに地域社会の発展を着実に進めていくかが重要な視点だと気づきました。

また、今回、伊豆市歴史について資料を調べるなか、伊豆の歴史に詳しく伊豆文学史についていくつもの文学書・歴史書の出版も手がけている書店のご主人や、浄蓮の滝周辺のことに詳しい地元の方からもお話を聞かせていただく機会ができ、まだまだ知らなかったことがたくさんあることを痛感しました。
そして、私が取り組む公民連携プロジェクト内容は振り出しに。
理想ばかり膨らませても、地に足をついたプロジェクトでなければ、理想で終わってしまいます。
9月の合宿までに再度、プロジェクト【軸を持つ】計画の練り直しをしたいと思います。

他のCチームメンバーさんの発表は、皆さん、パワーポイントで発表資料がきちんと作られていて、パワーポイント資料のクオリティももっとあげなくてはと思いました。
こうして、オンラインで定期的にミーティングすることで、参加メンバーから刺激をもらうことがすごくあります。

今回の振り返りはここまで。










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