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百舌鳥

私を鳥に喩えるなら、まさにモズです。

はやにえ

"速贄と書く。モズは捕らえた獲物を木の枝等に突き刺したり、木の枝股に挟む行為を行う。秋に初めての獲物を生け贄として奉げたという言い伝えから「モズのはやにえ(早贄)」といわれた。
(中略)
...空腹、満腹に関係なくモズは獲物を見つけると本能的に捕える習性があり、獲物を捕らえればとりあえずは突き刺し、空腹ならばそのまま食べ、満腹ならば残すという説もある。はやにえにしたものを後でやってきて食べることがあるため、冬の食料確保が目的とも考えられるが、そのまま放置することが多く、はやにえが後になって食べられることは割合少ない。"
(後略)

(Wikipedia「モズ」より一部抽出)
https://ja.wikipedia.org/wiki/モズ

私と思考回路、行動様態がそっくりです(笑)。
私は、(鬱状態でない場合)、なんか思いついたらとりあえずアクションを起こします。
分かりやすくするため、仕事をしていた時期を例にとって説明します。

朝、出勤した私は、まずは昨日やったいくつかの案件に目を通します。その中で、ある案件について何らかの着想が浮かぶと、着想を忘れる前に急いでその案件に取りかかります。
(締切の近い案件がある場合は別ですが)
すると、突然に別の案件について着想が浮かんでくるのです。

些細なものであればメモりますが、そうでない場合、手がけている案件をクリアファイルにでも挟んで袖机に積み、別の案件に乗り換えます。
すると、また突然にまた別の案件について着想が浮かんで...(以下ループ)。

まあ、こういう仕事ぶりが功を奏することもままあります。現職はすごく忙しいわけではないので、期限内に捌けさえすれば、各々の案件について様々な着想を盛り込んで完成度を上げることが可能です。
しかし、すごく忙しいポストに異動したらどうなるか...(^-^;

そして、現状において最も困っているのは「置き忘れ」です。
デスクワークにおいては、文房具の置き忘れなど可愛いもんですし、書類も周りを探せば大抵見つかります。
しかし、私の業務として、年に数回、イベント系の仕事を切り盛りするというのがあります。

下準備のルーティンワークはさほど問題ではありません。
さて、当日。
進行表やら何やらの重要書類をファイルに挟んで持ち歩き、頻繁に使う資材をザックに詰めて背負い、その他必要な資材を車に積んで出かけるとしましょう。

陥穽は朝から口を広げています。
まずは車庫から裏玄関に車を出す。その際ファイルなどは「ちょっと」裏玄関に置いときます。
この「ちょっと」が曲者なのです。そのまま置き忘れそうになったことがあります。
他にも、会場に到着して資材搬入の指揮をしている間とか、関係各位、スタッフに挨拶や進行表の説明をしている間とか、ファイルやザックは「ちょっと」そのへんに置いたりします。
必要なときに手元に見当たらず、慌てて探す羽目になったりします。
幸い、今までのところ、重大な問題に至ったことはありませんが、その一歩手前はゴロゴロしてます。

願わくば、今後も私が少なくとも重大な不始末をしでかしませんよう。

これが、自分をモズに喩えた所以です。
私の前世はモズかもしれません。


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