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2022.10~2022.12の取り組み   (中上級クラス)

「N1持ってるんですよね?」と言われないように
 ー基礎文法の運用力アップ!-

 担任クラスのレベルは中上級、国籍は中国、台湾、ベトナム、韓国の17名、N1あるいはN2合格者はそのうち10名いました。真面目に学習する学生たちでしたが、独学だった人も多く、10月の学期スタート時のクラスの課題は、「会話力」でした。
 そこで『日本語文法ブラッシュアップトレーニング』という本を使いました。こちらの本の各レッスンの冒頭の誤用文をクラスで考えました。(どこがダメ?どうしてダメ?)これらの誤用文は学生たちのツボばかりで、学生たちも「前から気になっていた!」と積極的に参加してくれました。関連する質問もたくさん出ました。答えも学生同士でディスカッション、なんてこともありました。3か月で驚異的にアップした、とは言えませんが、積極的に話す、聞く、考え、ひとりひとりの発話量は増えました。

クラスで過ごした秋の一日を思い出に残す 
ーフォト俳句ー

 学校全体の取り組みとして、秋の俳句を作るというものがあります。校外学習で行った公園のことを俳句にした学生が多かったので、イメージに合う写真を撮っていたら、それに自分の句をつけて、フォト俳句にしてみよう、と声をかけました。学校内にも掲示してもらいました。いい思い出になったんじゃないかなと思います。       


自分の気持ち、考え、意見を他者と交流しながら知る、深める
ークラスメイトと、大学生と、卒業生とー

 『できる日本語』中級第16課ー学校生活ーのできる!では、
クラスメイト、同世代の日本人の大学生と教育に関わる興味のあることについて意見や経験の交流をしました。
 『できる日本語』中級第17課ー働くということーのできる!では、
 日本で就活をしたり就職をしている卒業生に職業観についてインタビューしたり相談をしました。久しぶりに教室に入った卒業生にも好評でした。

日本語文法演習シリーズが役に立ちました。

 12月に日本語能力試験があったこともあり、学生の質問に答えるために役に立ちました。

時間を表す表現ーテンス・アスペクトー
まとまりを作る表現ー指示詞、接続詞、のだ・わけだ・からだー
話し手の気持ちを表す表現ーモダリティ・終助詞ー
ことがらの関係を表す表現ー複文ー
自動詞・他動詞、使役、受身ーボイスー
敬語を中心とした対人関係の表現ー待遇表現ー
助詞ー「は」と「が」、複合格助詞、とりたて助詞などー

 

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